明けましておめでとうございます。

昨年は思いもよらない年になってしまいました。皆さまそれぞれ、いろいろな意味で大変だったのではないでしょうか。まだまだ先が見えませんが、今年が少しでも良い年になりますように。

 

 

2020年は3月に「太鼓塾一輝」の初のソロコンサートを予定していたのですが、コロナ禍のためひとまず中止となってしまいました。一輝は7月から練習を再開しましたが、私は大学の仕事がリモートになり忙しくなったことと、呼吸器系の疾患があることもあり、現在もお休み中です。今年は状況が落ち着いて、早く太鼓と篠笛の活動に復帰できるといいのですが。

 

大学の授業は今年度、私は完全リモートになりました。前期は、週8本映像授業を製作し、週に288名分の課題のフィードバックをして、休日もなく朝から晩までパソコンに向かっていました。後期はいくつかの授業が Zoom を用いての同時双方向授業に切り替わり、映像授業の製作は少し減りましたが、相変わらずフィードバックに追われる毎日です。4月からはどの大学も対面授業を基本とする方針ですが、現在の状況が続くとどうなるか。対面になっても大学に来られない学生さんもいるでしょうから、対面授業をしながらリモートを行うハイブリッド方式など対応に追われそうです。

 

というわけで、大学の現場でもとても大変な状況が続いているのですが、悪いことばかりではありませんでした。実は、以前からフランス語の映像授業を作ってみたいと思いつつ、なかなか手をつけられていなかったのですが、なんと今年度だけで151本もの映像授業を製作することができました。私は決してパソコンに強い方ではないのですが、息子がプレゼントしてくれた MacBook Pro と iPad 、そして以前息子が太鼓の映像を編集しているのを横目で見ていことがとても役に立ちました。基本的に、映像授業の最初と最後は顔を映して皆さんに語りかけ、授業に入るとテキストを映して、説明や答えを iPad に手書きしながら解説したり、音源を流して発音練習をしたり、という一定のパターンが出来上がりました。編集もだんだん上達して、解答時間をわかりやすく示したり、テロップをつけてみたりと、ちょっとした YouTuber になった気分で、学生の皆さんからも好評でした。必要に迫られると、人間なんでもできるものですね。息子も私がここまでやるとは思っていなかったようで、とても驚いていました。今は既成のテキストを使っているのですが、いずれテキストもオリジナルで作成して、一般公開できるような映像授業を作っていければと考えています。

 

しかし、いずれにしても健康第一ですよね。デスクワークばかりですっかり運動不足になってしまったので、今年は身体にも気をつけつつ健康に過ごしたいと思います。皆さまもどうぞお元気でお過ごしください!