があら雪 -2ページ目

ANDROGYNOS

クリスマスプレゼントが届いた

わたしの神は少し歳をとった
記憶に染み付いた音楽はより鮮やかになるのに

時は止まらない
時は戻らないと言うけど
彼は時空でも歪めてるのかもしれない
神だから

嬉しそうにはにかんだ笑顔が物語る年月と
変わらない歌声が取り戻すあの頃と
5人の現在と
この今が夢でしかないことも
胸を締めつけて

映像に全てを閉じ込めて
宝物の箱を抱きしめて
夏のあの日

道化師たちのありがとう
神はまた戻っていく
わたしはついては行かない

それは未来がないが故の美しさ

わたしもこの世の終わり、あの丘に立ちたい

ANDROGYNOS

人生に心残りがあるとしたら
その1番は
PIERROTのライブに行けなかったことだった

高校を卒業してライブに行けるようになった頃に
PIERROTは解散した

中、高と壊れそうなもろい私の心を
幾度となく救ってくれた
そして、世界に対して懐疑的なキリトさんの歌詞が
正義に見えた
強い彼が好きだった
だから、弱さを見せたときに目を背けてしまった

綺麗なまま終わればそれもいいかと

そうだねと納得して
復活ライブも行かなかった

約束の丘
はじめてみるその景色はとても綺麗で
生きることの心残りが消えて
これからに戸惑ってしまう

今を生きる
7月8日、そこにPIERROTは生きていたけど、
明日はない

進化を続けるバンドと
歩みをとめたバンド
その対比が美しく切なかった

今を生きた先に
あの丘にたどりつけたら

いつか無機質な現実でたとえ動けなくても
それでも生きていかなければ

晴れた空に帰ってくる日まで

水槽