(見えない仕組みを見る 808)
月に一度の「ファミリーヒストリー」、5月は天皇皇后の初の来賓歓迎晩さん会で飛んでしまい、6月の第4(月)でした。
登場したのは女優の賀来千香子さん。
この人、同い年だったとは。
綺麗な人とは思ってたけど、良家のお嬢さん、ええとこのお嬢さんだったんですね。
一回しか見てないのでうろ覚えですが。
印象に残ったのが。
賀来家が大砲を作るお家で、その大砲は異国対策だったのに、幕末の長州征伐という日本の内乱に使われた。
日本人を守るための大砲なのに、日本人を攻撃するようになってしまったので、当時の賀来家の当主が悩んだ末に工場を壊した。
自分の信念を貫いた、すごい勇気ですね。
もう一つ、すっごい印象に残ったのが。
賀来千香子さんが短大時代にあちこちからお声がかかって、モデルをやることにした時。
お母さんは最後まで猛反対。
千香子さんが初めてのモデルの仕事?に行く時に、お父さんに尋ねたらしい。
何か注意することはありますか?と。
お父さん、答えて。
「銀行と芸能界は違うから、よくわからないけど」
「行ったら、一歳でも上の人には、特に裏方の人には謙虚に」
「そういう風に接してたら間違いはない」
「必ずうまくいく」
で、千香子さん、その教えをずーっと守ってきたらしい。
謙虚に、周りの人あっての自分。
すごいなー。
賀来家の先祖も、手痛い目に遭った時代があって、それ以来、周りの人を第一に考えるようになった。
その血を受け継いでる。
地域のために商売や事業をやる。
地域のためにならないなら潔く撤退する。
そのせいで地域の人達が仕事を失って困ったら、無償でお返しをする。
すごいお家ですね。
見ていた賀来千香子さん、感動して涙ぐんでた。
今までほとんど気にしてない人だったけど。
見る目が変わった。
今でも撮影現場とかで、謙虚な姿勢は変わらないとか。
貫く姿勢はご先祖様譲りですね。
見えない仕組みナビゲーター・真起子
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