こんにちは。真起子です。(見えない仕組みを見る609)
いつも読んでいただいてありがとうございます。




西郷どん演じる鈴木亮平さんの熱演 その3です。

史実を重んじる大河ドラマファンから猛烈なブーイングがあったらしい。




「江戸無血開城」の一場面。




討幕を決意した西郷どん。
薩長中心の新政府軍が江戸城総攻撃を決める。
総司令官は西郷どん。

江戸を戦場にしたくない勝海舟が、なんとか西郷どんとの話し合いにこぎつける。
江戸の薩摩藩邸の部屋で待つ勝。
そこに西郷どんと護衛の2人が入る。

勝は刀を左側に置き、右手にキセル。


*普通、刀は右側に置いてすぐに抜刀できないようにするのがマナーだとか。
 左側に置くのは、右手ですぐ抜けるので、戦闘態勢ということ。

 ただ、このマナーを知っているのはよっぽどの歴史通だと思う。

 知らない私は、最初にこの場面を見た時、BGMや俳優さんのただならぬ気配で緊迫感を感じた。


勝は江戸城や将軍慶喜の処置についての嘆願書を差し出して説明。
攻撃側にとっては寛大すぎる処置で、西郷どん、唸る。

勝が訴える。
「西郷どん、江戸百万の民に、塗炭の苦しみを舐めさせて作る国に、この先どんな望みがあるってんだ?」
「西郷どんが背負う新しい国って何なんだい?」



西郷どん、かすかに動揺した表情、目がウロウロし始める。
脳裏に、今まで自分が言ってたきたことが甦る。

(民を見捨てることは、おいには出来もはん)
(守るべきものは、民でございもす)
(おいは、民を救うっち薩摩隼人の本懐っち心得ておりもす!)

田んぼで牛を使って農民と一緒に汗を流す若い西郷どんの回想シーン。

同時に牛の「モォーー」という泣き声。

そして、今いる部屋の天井が映し出され、そこには鳥の巣が。

目の前の庭で鳥がさえずり、花びらが舞い、蝶々が舞う。

庭から部屋に、花びらが一枚ひらひらと。



西郷どん、堅かった表情が和らぎ、顔を落とす。

「わかりもした」

勝の願いを聞き入れ、江戸城総攻撃を取りやめる。




この場面は、鈴木亮平さんが「生きてるものを何か出してほしい」と提案したらしい。
演出側がそれに応え、鳥の巣・さえずり・花びら・蝶々をセッティング。



つまり、江戸庶民を巻き込んで大戦をしようとしている西郷どんに。
生きているモノをリアルに見せて、普通に生きる姿を思い出させる。

という演出効果。




*この対談シーンは、場所も台詞も状況も史実とかけ離れているらしい。

 

でも、鈴木亮平さんの無言の演技、場を作る提案がすごい。
場を作り上げる熱意と、妥協しない、違和感を許さない姿勢。

素直に見れば、惹きこまれる。
やっぱ、リアル西郷どんが鈴木亮平さんを助けてくれてると思う。




ちなみに、西郷どんの、将軍慶喜を許せない心情を勝が察して。
慶喜と話し合えばいい、と勧める。
このすぐ後に、西郷どんと将軍慶喜の2人だけの対談があった。


*この展開は史実にはないみたいです。

「西郷どん」は史実をどう生かしているか、ドラマとして楽しむと見ごたえがある。





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