先日親戚のじいさんが亡くなった
年齢は70過ぎくらいか
お参りにいくと、家族親戚の人達が笑顔で出迎えてくれた
通り一辺の挨拶を交わし仏の顔をみる
毎年一度か二度くらいしか顔を見ていないが、記憶のまんまだ
早い頃に病気をし、半身不随の後遺症を抱え、頑張ってきた
数ヶ月前体調を崩し、入院したとの事で見舞いに行ってきたまるでそのままの顔
眠っているようにも見える
入院していた事で家族も覚悟ができていたのだろう
笑顔での応対
ひとは、亡くなった時 幾つまで周りの皆から悲しんでもらえるのだろう
多分年齢に関わる事ではないだろうが
生と死
生まれたからにはいつか必ず死ななければならない。誰しも逃れられない
私も少しずつ年齢を重ねてきて、たまに
ふ、 と思う
どんな死にかたをするのだろうか、病気なのか、事故なのか、畳の上で逝けるのか。
看取ってくれる人は居るのだろうか
そして、最後の時は幸せな人生だったと思えるだろうか
泣いてくれる人は居るのだろうか
そんなに大勢でなくてもいい。ただ一人だけ泣いてくれれば嬉しいが
そのたった一人悲しんで欲しい人は数年前先に逝ってしまった
私に断りもなく
体調崩し、入院僅か9日後の事だった
片道30分以上掛かる道を、毎日通ったがまさかと言う思いが有って積もる話しをしていなかった
いや出来なかった、そんな話をするといかにも、治療に手の内がないと思われかねない
これ以上不安にさせたくなかった
当時私の父も自宅で寝たきりだったので面倒見ないといけない、確かに忙しかったのだ
しかし今になるとやはり予感が有ったのか、その苦しみを見たくなかったのかも知れない
苦しみとは、病の痛みや死の恐怖ではなく、これから娘たちの成長を見ていけない事
何時かやがて訪れるであろう「結婚式」にも出れない、ましてや孫の顔も見ることも出来ない
妻の愛した娘たち、、、当時一番下は中学三年生だった。
まだまだ手の掛かる年齢だ。
11月下旬で、何処の高校行こうか悩んでいた、見舞いに行った時わざと母にどうしよう?と聞いていた、
さりげなく母に「あなたが必要なんだ」と言うように、、、
そして、遂にその時がきた
何故か、長岡花火大会のメインである、フェニックスのBGM
平原綾香のジュピターをのCDを繰り返し繰り返し流した
毎年家族で出掛けた
素晴らしい
感動を与えてくれたあの日の花火
その時、私は妻の脈をとっていた
だんだん不規則になりやがて途切れ途切れになり、遂に止まってしまった
何故かその瞬間涙が出なかった、少しずつ覚悟ができていたのだろうか
治療の途中先生に呼び出され、説明を受けた。
食生活などなんにも気を使わず食べたい時に食べ、インスタント食品も沢山食べていた俺の方が
病気になってもおかしくないのに
毎日の健康に気を使い野菜を食べ運動をしていた妻がなんで・・・・・
その時に溢れ出た涙が覚悟を決めていたのだろうか
医者がいうには、大変お気の毒だが余りにも進行が速かった、
余り例をみない速さだったので是非原因解明と、後から学んでくる学生たちや同じような病気に苦しんでいる人達のために、献体してくれないか、、！と
少しの時間もらい、彼女の両親とも相談した、
妻は、生前ドナーカードにサインしていたのを知っていた
万が一先に逝っても、配偶者の同意なしには臓器提供も出来ないんだよっと、
俺は同意しないから、、、書いていいよ！
そんなやり取りを思いだした
そして決心した。
納棺の時に見た妻の体はテープで傷を塞いであった
死に化粧をした妻の顔は綺麗だった、生前には言った事もないが
不謹慎だがその顔を写真に収めておけば良かったと思った、今では叶わぬことだが
半年は涙にくれた
もちろん、はた目には分からないように
普通に過ごした、些細な事で大笑いしたりもした
そして、いまでも
最近呑めるようになった酒が入り過ぎると、いろいろな思いがでできて
打ち震え、涙がでる(勿論一人の時)
なぜ君は此処に居ないんだと
私よりも、五年も遅く生まれて来たのにこんなに早く逝ってしまうなんて
まだまだこれからなのに
私が逝ったらその時は、先に行ったその場所で待っててくれるかな？
でも、あんまり年老いてからだと私と気づかないと悪いしなとか考える
年齢余り離れない内に私の遺影撮っておかないと
とりとめの無いことを、、、
登録メンバーだけ公開しようかともおもったが、敢えてそのまま
酔っているせいか
あ、知り合いの人の話です またそのうち聞いて書くかも