突然入院日記⑧ | みやのすけの映画倉庫/『ゴジラVSコング』への道
9/10、前夜より大雨続く。夜中に雷で何度か起こされた。
この病室でも窓際で漏水。
窓際がいいな、何て思ってたけど窓際じゃなくて良かった。
モップで拭き取る程度。建物の駆体がこれだけ古い上にあれだけ降ればありうるか。

早朝に突然主治医が現れたので驚く。
この人は神出鬼没な感じ。
ある看護婦さん曰わく「先生にはGPSを付けておきたい」
事故以来ずっと脊椎に入っていた痛み止めの点滴の針を抜いてもらった。これは脊椎に入れなくても飲み薬で痛みをコントロールできるまでになったからと、脊椎に針を入れっぱなしはよろしくないという判断。
これで点滴の管は全て抜けた。
手術は成功したので、もうドンドン動いていいとのこと。
心強い。

その言葉に後押しされたのと、いいかげん不自由な体勢でいるのがイヤになったこともあり、とりあえずベッドから立ち上がって車椅子に移乗する練習。
これも事故以来初めて。ゆっくり看護婦さんに支えられつつベッドの縁からお尻を上げて、自分の足のみで立つ。
腰から下は無傷だが、足に力が入らない。
足が萎えるとはこういうことかビックリマーク
そのうえ、頭がクラクラして立っていられない。
49歳といえど1週間寝たきりでこうなってしまうことを体感して恐怖する。
なんとか車椅子に移乗、それだけで息が切れる。肋骨が治っていないので、息を大きく吸うことができないのだ。
その後、シーツ交換のときなどを利用して3度やる。
段々うまくやれるようになってくる。

本日はオペ日和、この6人部屋から4人が手術。
手術室行くのに時間がかかり、帰ってからまた時間がかかる。
一日中バタバタして落ち着かないが、看護婦さんも大変だ。

昼過ぎに早速リハビリ開始。
リハビリセンターに移動して歩行練習。
みやのすけ大地に立つ!
平行棒を使って2往復、杖を使って1往復で息が切れる。
何事も一歩一歩だ。

夕方会社の上司が見舞いに来る。
私の術後の経過、いつ頃から使えそうか見にきたらしい。
わざわざイーストエンドまでやってくるとは、仕事とはいえご苦労…もとい、ありがたいことだ。

夕飯にまた梨の缶詰出る。
なぜ梨?
謎だ。