何日かあいてしまいましたが、ほぼ毎日着物を着る練習をしております
そのせいかどうかは分かりませんが、とうとう腱鞘炎になってしまいました
しかも両肘(笑)
少し前から腕の付け根の腱も痛めておりまして、後手にするのがつらいと何度も書いてましたが、肩回りの上腕二頭筋と何度聞いても覚えられないナンチャラ筋も痛めてるそうで、ついでに言うなら手首も痛めてました(笑)
そこに加わった肘関節の腱鞘炎
幸い私の通う整骨院にはゴッドハンド先生がいるので、週一で診てもらいながら騙し騙しで生活してますが、ちょっと長期戦になりそうな勢いです
それでも練習しちゃうのは、早く着物を上手に着られる様になってお出かけしたいし、好きだからなんですよね~
この日は紺の大島紬に白のお花の名古屋帯で練習
ボサボサヘアに眼鏡スッピンが定番になってきてしまいました
たまにはお風呂上り以外に練習しないとですね笑
あぁお太鼓がぁ…まだまだ修行が足りません
この着物は祖母の妹、大叔母から譲り受けたもので、お気に入りの1つです
私は早くに祖母を亡くしたので、同じ大阪に住んでいた大叔母を祖母の様に慕っていて、とても可愛がってもらっていました
そんな大叔母がくれたという大事なお着物
長期保管で上前にシミはあるものの、着てみたらそんなに目立たないかも?と思ったので、もしかしたら外出着にしちゃうかもしれません
着てみて分かったんですが、そういえば生前の大叔母はチビぽちゃで(天国から怒られる笑)今の私の体型に近かったんですよね
なのでこのお着物、とても着やすいのです!
試しに測ってみたら裄64、前幅24、後幅29.5ありました
母の着物だと前幅22後幅28、裄にいたっては60ぐらいなので…
おデブの私は毎回とても苦労します
(身幅が足りなくて下前が左足の真ん中までしか来ないものも結構あります笑)
だからすぐ着崩れしちゃうのかなぁ
(単に着付が下手だから)
あと、この日の長襦袢は母上から譲り受けたものを着ているんですが、肩幅が短いので振りから丸見えですね
母上は145cmのミニマムなので、誂えものじゃない限り長襦袢は全て幼女のごとく腰上げされています(笑)
私には短いので、この間それを解こうとしたら…
は、母上ーーーー
なんでいくらなんでも縫い目が汚すぎるよ母上
こんなに裁縫下手な人だったとは知りませんでした…
母の母、つまり私の祖母は和裁が得意で、人からよく着物のお仕立てを頼まれるぐらいの腕前…だった…はず…
娘どうしてこうなったの笑笑笑
これじゃ、おばあちゃんも浮かばれないよ~
あんまりなので今度会った時にちょっと叱ってやることにします(笑)
そんな祖母の話を少し
早くに亡くなってしまったので私は全然覚えていないのですが、祖母はいつもお着物を着て生活していたそうです
洗い張りも、ふのりと板を使って自分でやって、仕立ても自分でやってたとか
自分が着る物を全て手作りしてたんですね
九州の片田舎、それも本土から離れた島暮らしだったので高価な反物は買えず、時には和布団の生地で奇麗な物を探して綿着物を仕立てたりもしていたそうです
漁師町の田舎なので、もちろん呉服屋も悉皆屋もありません
なので和裁の腕が良かった祖母の元へは、着物の仕立てを頼みに反物を持参して来る人が多かったそうです
祖母の本業は海女でしたが、仕事の忙しい合間をぬって、頼まれた着物を僅かな金銭で請け負って仕立てていたんですって
和服で生活、和裁はプロ並み、どんな大和撫子かと思うでしょ?
ところがどっこい性格はキツくて男勝り笑
8人姉妹の長女でしたが、妹の旦那が浮気した時に現場へ乗り込み、義弟と相手の女を下駄でボッコボコに殴りつけたというエピソードもあります(笑)
そんなおばあちゃん、生きていたらどんな話を私にしてくれたんでしょうか
きっと色々教えてもらえる事もあっただろうなぁ
そんな凄腕だったんなら私も和裁を教わりたかったよ笑
天国に行ったら「なんでもっと長生きしなかったの!」って文句言ってやります
そんな孫のワタクシ、明日は和裁教室の体験入学に行ってまいります
祖母の血を受け継いでいることを切に願いたいです