
初日の1回目を観てきました。
過去に、映画を観て、こんなにも嗚咽に近い泣き方をしたのは記憶にないな…というくらい、感情を揺さぶられました。
すべてを観終わり、エンディングでofficial髭男dismの『エルダーフラワー』が流れた途端、それまでもところどころ泣きながら観ていたけれど、ストーリーを全部受け止め前に進もうとするかのようなひげだんに、お腹の底から何かが押し出されるみたいに逆流してきて、溢れてくる涙を堪えきれませんでした。
声は必死で押し殺したけれど、泣いたと言うよりも、"嗚咽"でした。
「すべてが繋がっていると、確信することがある」
ラストで、ナズナ(綾瀬はるかさん)の娘、舞がナレーションで話す言葉。
すとん、と腑に落ちました。
ひとはひとりでは生きられなくて、否が応でも誰かの影響を受け、誰かに影響を与えている。
そうやって、人生が進んでゆく。
人生で起こることはすべて、細切れではなく、事もひとも、繋がっている。
そう思うと、一日一日を大切に紡いでいこうと思えました。
大それた事ではなく、小さな事を、些細な事を、目の前の事を、一つ一つ。
そして。
題名にもなっている、
「人はなぜラブレターを書くのか」
…という問い。
ボクシングジムで、なぜか面倒を見てくれる川嶋さん(菅田将暉さん)に、信介(細田佳央太さん)がその"理由"を聞くシーン。
川嶋さん「理由…、ないな」
川嶋さん「たまたまここで会って、お前とはなぜか気が合った。それだけだろ。頭のいい奴はすぐ理由をほしがるから困る」
わたしが思う答えは、まさにこれ。
ラブレターを書くのに理由なんて要らない。
ナズナも、信介(のご両親)への手紙で、その理由を分からない、と書いていた。
分からない=言葉にできない
…要は、理屈ではないのだと思う。
何でもかんでも答えを出さなくてもいいんじゃないかな。
書きたい、と思ったから、書く。
それだけ。
本当に、素敵な映画でした。
悲しいけど、
切ないけど、
苦しいけど、
柔らかな光を、優しい温もりを感じられる映画でした。