こんばんは。

 

9月30日レミゼ松本ソワレ公演の記録です。感想、解釈、自分なりのものです。

キャストは次の通り。

吉原さんのジャンバルジャン、初めてでしたが、圧倒されました。やられました。

 

徒刑場から出たバルジャンの失望と、その後の心の変化。

宗教的な理解はできませんが、ともかく涙が溢れてしかたがありませんでした。

「人の可能性」の尊さをひしひしと感じました。

 

相対するジャベールも素晴らしかった。たたずまいがもうジャベール。

強いけど弱いジャベール。「自殺」号泣。

 

エポニーヌ、魂の清らかさがよく出ておりました。「オンマイオウン」もちろん号泣。

最期にファンティーヌとエポがバルジャンを迎えに来るシーン。二人は神の元で幸せなんだな。

それを長いドレーンの衣装が示しているんだなと感じました。

 

アンジョルラス、とてもよかった!感激です!一昨年も拝見しましたが、よりいっそうアンジョらしさが出ていた。

アンジョはカリスマ的な魅力があってほしいと願うのですが、魅力たっぷりでした。

 

テナルディエやマダムテナルディエって嫌なやつなんですが、現代人に通じるものがあるので、身近な存在なんですよね。

憎みきれないところが魅力。そんな魅力を出せる方たちですね。

 

みなさん素晴らしすぎて。「ワンデイモア」一緒に足踏みしながら、号泣していました。

 

演出の素晴らしさも圧倒的でした。

たとえばバリケードの裏でガブローシュが弾を拾うシーン。

客席からは見えないけれど拾う動作をきちんとしてるそうです。

そんなことを知ると、もうたまりません。他にもいろいろあるんだろうな。

一つ一つが積み重なって大きなものを生んでいることを感じます。

 

松本でこんなに素晴らしい舞台を観られたこと。

特殊な状況の中で公演を実現に導いてくださったこと。

関係者の皆様に感謝、感謝です。

贅沢をいえば、ぜひ二年後も松本で公演をしてください。心からお待ちしています。

 

来年の「ミスサイゴン」松本公演が決定しましたね。

もし見に行けたら、初演以来のミスサイゴンになります。1年首を長くして待ちます。