大人の学びの教科書『一流の学び方』 | みやみや珈琲日記

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こんにちは、みやです。


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先週から土曜日は

「本と言葉」をテーマに書いています。


これまでに読んだ本、

今読んでいる本、

音声メディアや友達・仲間との会話の中で

「これはいいな!」と思った言葉についても

書いて行きたいと思います。


今日は

最近特に手元に置いている本を紹介します。


『一流の学び方』

清水久三子






人生100年時代。

働く期間は長くなり、

働く環境の変化のサイクルも短くなっている中、

「若いときに学んだスキルで食べていく」

と言うことは難しくなり、

時代に合わせで学び続けなければ

取り残されかねない。


学生時代の筆記試験を前提にした勉強法である

「チャイルドエデュケーション」とは違い、

ビジネスパーソンが

スキルやノウハウを自分の血肉として

仕事や稼ぎにつなげる学び方の

「アダルトラーニング」の考え方や具体的な方法が

紹介されています。


この本とは

インテリアコーディネーター 島村知子さんの

講座で出会いました。


ちょうど5年ぐらい前です。


その時私は

「個人で起業して稼いでみたい!」

と思っていた頃でした。


学びにお金を使っていたけれど、

実際の稼ぎになっていない状態でした。


今思うと、

私は「稼ぎたい」と言うよりも

学びの場に参加して

「人とつながりたい」と言う気持ちの方が

強かったんですよね。


でも私は

自分の本当の気持ちを

自分で勘違いしていました。


じゃぁ結局起業しなかった私が

この講座で学んだことが

役に立たなかったのかと言うと

決してそんなことはないんです。


むしろ逆です。


今とても役に立っています。


特に今年に入ってから

カフェで後輩や新人教育に関わるようになって

この本を開く機会が増えました。


本の中に

「学びのステップ(4段階)」について書かれていて、

事あるごとにその内容を思い出しています。


①知っている(知識)

②やったことがある(経験)

③できる(能力)

④教えられる(見識)


レベル③まで行って

初めて価値を生み出し稼げるレベルになるそうです。


レベル①と②は辛い段階だけれども

そこを踏ん張ってクリアすると勢いがついて

レベル③、④へと進めるともありました。





5年前にこの本を読んだ時、

私はちょうどカフェで働き出したところで

自分のイメージ通りにできないことも多くて

辛いなって思っていた時期でした。


「すぐに先輩達みたいに

 カッコよく働けると思っていたのにな。」


「前の会社の仕事なら

 もっとテキパキできたのに。」


「お給料もらっているのに、

 ミスばかりして役に立ってなくて

 申し訳ないな。」

って。


できない自分と

とことん向き合わざるを得ない時期と

言いますか。


でも「学びのステップ」を

先に知ることができたので、

「そうか!今が踏ん張りどころか!」

と思えて、

気持ちが楽になったことを覚えています。


それからは

カフェの仲間に助けてもらいながら、

できることがどんどん増えて、

自信を持って働けるようになって行きました。


ただ私は意地っ張りで

周りに素直に「教えてください!」って

言えなかったものだから

レベル①からレベル③にたどり着くまで

3年もかかりました。


逆に言うと

「教えてください!」「助けてください!」

って周りに頼れるようになってからは

レベル③の中でのレベルアップに

グッと勢いがついたように思います。


そして今年に入って、

後輩や新人教育を任せてもらえるようになり

カフェで働き始めて4年半で

ようやくレベル④の入り口に

立つことができました。


それまでお給料は

主に接客対応の時間に対して

いただいていたのですが、

今では接客と教育の両方の時間に対して

いただけるようになりました。


相手に教える、

相手に伝える、

相手を育てる、

相手に任せる、

相手を見守る。


日々その難しさを感じていますが、

周りに相談しながらやっています。


レベル④の中にある

「学びの4ステップ」を

コツコツ登っているところです。


実はこの「学びのステップ」は

後輩や新人の状態を考える時にも

とても役立っています。


Aちゃんはこのことを知っているかな?」


Bくんはこれをやったことはあるかな?」


相手を観察する手がかりにもなります。




どんな自分になりたいのか?


それを学ぶことによって

どれだけなりたい自分に近づけるのか?


何のために学ぶのか?



自分が学ぶ時はもちろん

相手に教える時にも

とても役立つ一冊です。


学びと実践を続けながら

なりたい自分に近づいて行きたいと

思わせてくれる本です。


5年後もきっと私の本棚にある

「大人の学びの教科書」です。