散歩したてら、
靴にはこだわっているよ。
という感じの
こじんまりとしている割には
高級感が溢れている手作り靴
の店があった。

その店を見て、履いている靴も
ぼろぼろだし臭いから、
そろそろ買わなきゃなあ。
と思った。

洒落っ気のない僕には
関係のない店だけど、
どんな感じだろ?と
照れ隠しのために、
鼻の下をわざと伸ばしつつ、
頭の中では逆に失敗した行為と
反省しながら、その店を覗いてみた。

髪をポマードで固めて、
見るからにカッチリとした店の人と
ちょうど目が合ってしまった。
そして、店の人の目線が
すかさず僕の足元に行くのがわかった。
次に目線がぶつかる前に、
僕はそそくさと逃げるようにして去りました。

店の人の予想される表情を見たくなかったのです。

痩せるために、水泳をやりたいのだけど、
その前に、公で水着になるために
それなりの体にしなければいけない。
そんな論理と同様に、
靴屋に入るために、それなりの靴が必要だな。

なんとも、ちっちゃい。ちっちゃい。