人とすれ違うとき、同じ方向に
2、3回立て続けてよけてしまって、
オッと、アッと、すいません。
ということはよくあることだ。

これは右によけて、
ぶつかりそうになれば左によけてしまい、
左によけて、
ぶつかりそうになれば右によけてしまう
ことによるものだ。

体のバランス的なものもあると思うが、
既成的瞬間的な概念を持っている賜物だ
と思っている。

だから、人のすれ違いにおける
オッと、アッと、すいません。
は、最初によける方向の5分5分の
確率で起きてしまうのだ。

2、3回ですいません。と
反省できる人間の頭の良さであれば、
右によけたら、さらに右。
左によけたら、さらに左。
というよけ方をマスターしてよい頃だ。

僕は、
右によけたら、右手を右に差し出して、さらに右。
左によけたら、左手を左に差し出して、さらに左。
という思考訓練を
オッと、アッと、すいません。
とやる度に行っている。