今日は歯医者でした。
歯を削るのに多分麻酔を使う必要もないでしょう。
って言われたから、ちくりとした痛みは我慢しつ
つ治療を受けてました。でも結局は最後に麻酔を
打たれました。 それなら最初からバンバン打てよ。
と思いました。
しつこく
痛くないですか?
痛くないですか?
痛いですか?
って聞いてくる。
結局は痛いです。と言うまで削られたような気が
してならない。そして麻酔代をせしめられた気が
してならない。まあ、治療が済んでくれればいい
んだけど。
納得のいかない治療が終了して外に出ると
まったく、きれいな円形の月でした。
やっぱり、夜は暗いんだね。さて、職場に戻るか。
感覚のない右奥歯に、ちと腹立たしい気分で歩く。
しばらくして、ふと見上げると、うまい具合に建
設中のビルの屋上の巨大なクレーンが丸い月を吊
り上げてました。
幾何的になんとなく美しいと思ったので
へーっ。って、ほほう。って、
立ち止まって見とれてました。
影のような巨大なクレーンに
白っぽいまんまるな月が映えてました。
人間ってすごいよなあ。とも思っていましたが、
見ているうちにだんだん人間の驕りの象徴のよう
に見えてきました。
不意になんでそんな思考過程になるのか、自分の
頭の中の不純さに腹が立ってきました。チェッ。
なにが驕りの象徴だ。どっからそんな言葉が出て
くるんだ。アホか。 苦笑しました。腹立たしさ
をつばと一緒に吐きだそうとしました。 右奥歯
の感覚がありませんでした。
おっ、そういえば、麻酔が切れるまで夜飯食えな
いな。って思いました。
何時になったら食えるかな。 何を食おうかな。
って思いました。
そして、あごをアガアガしながら歩き始めました。