まずは、決勝に進むチームの予想に対する得点をつけてみよう。
満点16点中12点だった。ヨーロッパで活躍している選手も
多く、普段と同じような環境でできたのが大きかったのか、2
戦目で決勝進出を決めたチームも多く、特に波乱がなかった。
初戦が大勢を決めてしまうと言うのはおもしろい。特に死のグ
ループCの結果がそう思わせる。

どういう訳か何事も予選がおもしろく思う僕は夜中もがんばっ
ていたのだが、後半は体力も持たず、すべての試合をチェック
できなくて残念に思っているが、簡単に感想を書いておく。



A組 ドイツ、エクアドル

地元の利もあってか、クローゼ大当たりのドイツが抜きん出てい
た。エクアドルはそんなに強い感じはなかったのだが、ポーラン
ドの出来もあって、この結果だったような気がする。チームの地
味さもあって特におもしろさを感じなかった組。ドイツにはぜひ
先制点を取られて、ゲルマン魂で逆転を演じる試合を見せて欲し
い。


B組 イングランド、スウェーデン

ここの予想も固かった。パラグアイはいつもどおりの結果に終わ
ってくれた。最後の最後で力尽きて負けてしまう。守りに守って
1チャンスを生かすこのチームのFWの悔しがり方は悔しがり方
では一番絵になると思う。イングランドは強かった。トリニダー
ドトバコ戦での後半、点を取るぞ。という姿勢になったときの迫
力はよかった。ジェラードの脅威のインサイドキックは反則だ。
ピッチングウェッジで150ヤード以上飛ばしてしまうタイガー
ウッズのよう。正確性を重視するキックであのスピードはないだ
ろう。結果はついてこなかったが、どこにあるの?のトリニダー
ドトバコは試合内容として善戦していたと思う。


C組 アルゼンチン、オランダ

死のグループだったが、実はここの予想は難しくなかったのかな?
アルゼンチンはやはり突出していたが、初戦が大勢を決めてしま
った気がする。アルゼンチンが苦労もなく大勝をしていたのが僕
は逆に暗雲と思う。アルゼンチン破れたり。オランダは早めに決
めるところで決めたのがよかった。それで試合の組み立てがうま
くいったという感じ。特に試合内容としては強さが感じられず押
され気味だった。まだ、底力が見られていないのが残念だった。
セルビアモンテネグロは潜在能力があるだけにやはり内戦をして
いる場合ではない。コートジボワールも押し気味の試合が多かっ
た。他の組であれば決勝に行っていたでしょう。くじ運が悪かっ
ただけだ。


D組 ポルトガル、メキシコ

アジアのチームが混ざっているところは予想がしやすい。アジア
のチームは決勝進出しないと予想できるからである。メキシコが
苦労したが進出。実力から言えば当たり前だが、相変わらすしぶ
とさを見せている。最終戦のポルトガル戦も負けはしたが、一人
少ない状態でも圧倒的に押していた。メキシコといえば、民族特
有の胸板が厚く首の短い人がいるはずだが、今回はその極端な選
手がいなくて残念である。


E組 イタリア、ガーナ

なかなかのもつれ具合でおもしろい組だった。
チェコが残念であった。最終戦のイタリア戦でポラクーが退場と
なった。なんでこんなところで無駄な反則をするのか?という選
手が必ずといって出てくる。しかも若い選手。精神的な弱さと解
説されるこの行為は若さの特権である。ベッカムもやったし、マ
ラドーナもやった。劣勢にたたされたときの若い苛立ちのなせる
業は壊れ物を壊してしまう。ともすると僕の心を熱くしたりする。
選手の容貌。胸のワッペン。サッカースタイル。チェコは好きな
チームだ。ガーナはアフリカ勢唯一の生き残り。よくやった。ア
フリカのチームが得点を入れたときの喜び方はとても魅力的だ。
すべての喜びが土着信仰と繋がっていて、儀式化される感じで、
部族的なダンス、リズムとなっているようだ。まったくすばらし
い。


F組 ブラジル、オーストラリア

オーストラリアが出たのがサプライズ。これがワールドカップの
試合である。ヒディングの評価は上がる一方だ。ムカつくほどだ。
第3者的には見られないので、多くは語らない。決勝進出の確率
はそれほど悪いと思っていなかったので日本は返す返すも残念だ。


G組 スイス、フランス

スイスが予想外にチームとしてまとまっているのに驚いた。個人
で打開できない日本が見習うべきお手本と思うがどうだろう。期
待していた韓国も撃破。これでアジア勢全滅。悔しいね。フラン
スもとうとうアンリが得点を入れた。これでエンジンがかかると
面白いが、全盛期ほどの美しさがみられないので優勝と言う言葉
は程遠い。僕はスイス戦のトーゴのアデバヨールに魅せられた。
まるで小学生のサッカーのようにボールを持ったらゴールにわき
目も振らず突進していく姿に、タッチライン割ったボールを早く
早くと追いかける姿に根源的な戦いの喜びを見た。闘争本能。そ
れが美しい姿勢だと見えてしまうのは自然体で溢れていて、驚異
的だからだ。アフリカサッカーはこの方向のまま進んで欲しい。
これがアフリカサッカーの真髄と思った。ワールドカップで見る
アフリカサッカーは勝ち負けの問題ではなく、興味が尽きない。


H組 スペイン、ウクライナ

サウジアラビアは全く情けない。ウクライナは強いとは思わない
が、サウジアラビア、チュニジアと比較すれば勝つだろうなと思
うでしょう。チュニジアはまた、悪くないけどなあという印象ば
かりだ。もう一つ何かプラスアルファが必要だ。スペインはくじ
運に恵まれた。スペインは点数をとってナンボである。無敵艦隊
は打ち合いを演じて、打ち合いに勝って欲しいチームである。ト
ーレスがいい感じで来ている。優勝は無理だと思うがすばらしい
打ち合いを期待している。