今日はバレンタインデーということであったらしいが、
まったく縁もなく、まさにその日というのも後で知る次第である。

仕事終わりに外に出ると、
春先のようなあたたかさで風がぬるい。
驚きとともに、うれしさが沸いてくる。
そうなのか。もうそろそろそうなのか。

ちょっとうきうきとした気分となり、
久しぶりに居酒屋に行く。

納豆オムレツ、厚揚げ納豆、板わさなど、
素朴でありながらもやはりうまい。

点いていたテレビはNHK。
トリノオリンピックのカーリングの録画放送をしているようだ。

トリノオリンピックという響きに耳が慣れていない所為か
どうしても鳥のオリンピックと瞬間的に解釈してまい、
いつもトリノというのはいまいちだ。と思っている。

それはさておき、カーリングである。

「ナイスショットです!」
とアナウンサーが言おうものなら、

「どこがよー。」
すかさず、居酒屋メンバーは全員で突っ込みを入れる。

「まったくわかんねー。」
「一生懸命こすってんなー。」
「地味だなー。」
「こりゃあ、スポーツじゃあない。」
とか、がやがやとカーリングに不平不満をたれているが、

いざ、ティショットが始まると、
ルールも碌に知らないくせに
店にいる知らぬもの同士は揃いも揃って、
食い入るように見ているのである。

いつも思うのだけど、
冬のオリンピックのカーリングには魔力がある。

僕の中では、
夏のオリンピックの砲丸投げと双璧をなしている。

あの投てき後の
うほ。うほ。うほほ。

あと激しくこするときの
奇妙な掛け声。