- 著者: 森 博嗣
- タイトル: Θ(シータ)は遊んでくれたよ
文句を垂れつつ
また森さんを読んでしまうのである。
登場人物の会話がなんともかっこよい。
ただ、自分の身近であるかないか、
という判断を、できるかぎり排除して、
客観的な視点に立つ必要はあるだろう。
それでちょうど良いくらいになる、
という意味だけど。
とか。こんな会話、一度くらいはしてみたい。
理系人間はかっこいい。
あるいは、かっこよくしたい。という願望があるだろうか。
とにかく、かっこよい。このシリーズは好きだな。
「たった、十一桁の数字なのに?」
犀川が自分の携帯番号を覚えていないことに対して、
萌絵が批難するところであるが、
笑えた。シリーズを読んでいるからこそ笑えた。
相手の性格やいろいろな状況を思い巡らせば、
相手の状況も理解できる。それでも、
この心の苛立ちは抑えがたい。
そんな自分の気持ちを持て余している自分に対しても
イライラしながら、怒ってはいけない。怒ってはいけない。
と我慢しながら、言うのである。
よくわかる。人間って複雑だな。と思う。