著者: 木下 順二
タイトル: “劇的”とは

 


作者が言うには、

 

アリストテレスのドラマについての指摘を引用しつつ、
ドラマには発見と逆転が必要であって、
発見と逆転が同時に起きるのが良い。

 

逆転を伴う発見。つまり、
自己否定になってしまう深刻な発見することが
劇、ドラマでいう劇的らしい。

 

ヨーロッパの古典劇においては、
ある願望があり、
彼は強烈な性格によって

見事にその願望を達成するのであるが、
その達成はすなわち、

同時に彼の存在の基盤を否定してしまう。
という構造を持っている。とのこと。

 

なるほど。

 

これを踏まえつつ、
劇的という言葉を今までどおり気軽に使おうかと思う。