いつものように王家豚足で豆腐チゲを食っていると、
座敷のテーブルの下に

誰かが忘れていっただろうデジカメに気づく。

 

とても、りっぱなデジカメである。

 

僕はデジカメを持っていない。
ラッキーと思った。
周りを見渡した。
こっそり持って帰ろうと思った。

 

(後ろめたさで、めっきり口数が少なくなる。)

 

こそーっとカバンに入れようとしたときに、
ふと、電池の充電ができねーな。と思った。
残念。

 

(すばらしい明確な理由で、一気に心の開放感。)

 

「おばちゃん。これ、誰かの忘れ物ー。」

 

 

 

「ラッキー。私、もらう。」