著者: 石田 衣良
タイトル: 波のうえの魔術師

魔術師と言っても相場師のことだ。
株価の動きを波に見立てて波のうえの魔術師なのだ。

魔術師と主人公の青年との出会いは唐突であり、
そして、青年の成長のあっけなさには白けてしまうが、
社会の問題点やら、人間の心模様やらを
実に軽快にエッセンスを抽出して描いており、
考えさせられるところは盛りだくさんなのではないだろうか。

魔術師のカレーのエピソードのところは好きだ。
娯楽作品として楽しく読めた。