[Photoshop]CC2018変更点:ブラシライブラリの呼び出し「レガシーブラシ」とは?
みなさんこんにちは。
アドビ認定インストラクター・まきのゆみです。
2月も早7日目。
今日は寒いながらも、お日様の日差しを感じます。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
さて、本日は、
Photoshop しっかり入門の読者の方より、
以下のようなご質問がありましたので、
回答したいと思います。
このたびは、「Photoshopしっかり入門」をご購入頂き、
誠にありがとうございました。
ブラシライブラリの呼び出しについて
p.206の「パスの境界線を描く」で使用する
ブラシライブラリの中に「素材ブラシ」がありません。
「カスタムブラシ」や「基本ブラシ」もありません。
「変換済みレガシーツールプリセット」や
「レガシーブラシ」とか
本に無い内容のブラシが存在しています。
アドビのフォトプランで、フォトショップを使っています。
どうすれば、本のようにできるのでしょうか?
初心者です。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
結論から申しますと、
最新バージョンのCC2018になり、
ブラシ関連の機能に変更がありました。
そのため、お手元にある書籍と
一部差異が生じております。
確認してみましょう。
[ブラシ]ツールを選択し、
ブラシプリセットピッカーを表示します。
ブラシプリセット(Pre-Set:あらかじめ用意しているセット)
にあるのは、
- 汎用ブラシ
- ドライメディアブラシ
- ウェットメディアブラシ
- 特殊ブラシ
の4つのブラシグループです。
ブラシグループを展開して、中にあるブラシを選択できます。
ブラシライブラリを追加してみましょう。
すると、メニューが表示されます。
旧バージョンであれば、メニュー下部に、
「カスタムブラシ」や「基本ブラシ」などの
ブラシライブラリが表示されるのですが、
CC2018には見当たりません。
見えるのは、
「変換済みレガシーツールプリセット」や
「レガシーブラシ」です。
従来のブラシライブラリを呼び出すには、
「レガシーブラシ」を選択します。
「レガシー」とは、「遺産」「旧来のもの」
といった意味がありますが、
旧バージョンにあったブラシとお考え下さい。
ブラシプリセットのリストに戻しますか?と尋ねられるので、
[OK]をクリックします。
ブラシプリセットに、「レガシーブラシ」という
ブラシグループが追加されます。
「レガシーブラシ」を展開して、
「素材ブラシ」を見つけましょう。
「素材ブラシ」を展開すると、
p.206の手順3で紹介している
「粗い刷毛(丸)」がありそうなのですが、
探してみたところ、どうもないようです
バージョンによって、多少異なる箇所もありますし、
「粗い刷毛(丸)」は一例にすぎませんので、
「羽毛1」(下の方にあります)など、
他のブラシで試してみて下さい。
「パスの境界線を描く」では、
[ブラシ]ツールの設定を使って、
パスの境界線を描くことを紹介しています。
さまざまなタッチのブラシで試してみて下さいね。
CC2018になり、ブラシ関連の機能に
いろいろと変更があったこともあり、
使っていて戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
9刷が決定しましたが、
CC2018に対応すべく、見直しをしております。
新機能については、こちらのブログでも
随時解説していきたいと思います。
引き続き宜しくお願い致します。