[InDesign]自動調整機能でフレームと画像のサイズを同時に調整する | まきのゆみの Adobeデザインソフト マスター教室

[InDesign]自動調整機能でフレームと画像のサイズを同時に調整する

みなさんこんばんは。
アドビ認定インストラクター・まきのゆみです。


2月に入って、一層寒さが増したように思いますが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
どなたさまも、風邪など引かれませんように
元気で過ごしたいものですね^^


さて、本日は、InDesignの自動調整の機能について
まとめたいと思います。


通常、配置した画像のサイズを変更する場合、
例えば、コントロールパネルのW(幅)・H(高さ)で調整すると、
フレームのサイズのみが変わり、
フレーム内の画像のサイズは変わりません。

バウンディングボックスを使って変形しても、同様です。

<配置直後>

自動調整2

自動調整1

矢印


<サイズ変更後>

自動調整3

自動調整4


そこで、フレームと画像のサイズを同時に変更したい場合
便利なのが、自動調整オプションです。
自動調整の機能を使うことで、
変形時に、フレームと画像のサイズを
同時に調整できるようになります。


それでは見てみましょう。


1
ドキュメントが開かれていない状態にします。
設定後に作成する新規ドキュメントでも、
自動調整の機能を有効にするためです。
ドキュメントが開かれていると、
そのドキュメントだけが対象になります。


2
[オブジェクト]メニュー→[オブジェクトサイズの調整]
→[フレーム調整オプション]
を選択し、
[フレーム調整オプション]ダイアログを表示します。

自動調整5


3
自動調整にチェックを入れ、
サイズ調整の方法を選択します。
内容を縦横比率に応じて合わせるにすると、
サイズ変更の際に、画像の縦横比率を保持して調整されます。
画像の縦横比率を重視するので、
フレームに対して画像が足りないことも起こるため、
後でトリミングの微調整が必要となります。

自動調整6


その他のサイズ調整の方法は、
フレームに対して画像に変倍がかかるため、
(縦横比を無視して、無理にフレームに合わせて引き延ばされる)
おすすめしません。

自動調整7


4
ドキュメントを作成し、画像を配置し、
コントロールパネルを使って、サイズ変更をします。
今度は、フレームと画像の両方のサイズが
同時に調整されます。
バウンディングボックスを使って変形しても、同様です。

自動調整3

自動調整8


5
画像は、縦横比率に応じてフレームに調整されるので、
フレームに隙間ができてしまいます。

状況に応じて、以下の2つのいずれかで
対処してみましょう。

<1. フレームを画像に合わせる>
[オブジェクト]メニュー→[オブジェクトサイズの調整]
→[フレームを内容に合わせる]
を選択し、
フレームに画像をフィットさせます。
画像にフィットするので、フレームサイズは変わります。

自動調整9

自動調整10


<2. 画像のみを選択し、トリミング調整する>
画像のみを選択し、トリミングを調整します。
フレームサイズはそのままで、
フレーム内で画像を調整できます。

フレーム内にカーソルを合わせると、
コンテンツグラバー(二重丸)が表示され、
クリックすると、画像のみ選択できます。

自動調整14

自動調整11

矢印

自動調整12

自動調整13


みなさんぜひお試し下さいね^^


ちなみに、InDesignのLIVE授業もまもなくです!

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