プロセスカラーとスポットカラー(ロゴ制作2) | まきのゆみの Adobeデザインソフト マスター教室

プロセスカラーとスポットカラー(ロゴ制作2)

みなさんこんばんは。
アドビ認定インストラクター★まきのゆみです。


今日はランチに
おいしいオムライスとポタージュスープという
洋食屋メニューを食べました(^^)
おいしいものを食べると、
幸せな気分になりますね!(^^)
ウチのオムライスはいわゆるケチャップライスですが、
こちらのお店は、独自のデミグラスソース風の味だったような。。。
みなさんがよく食べるオムライスの中身のライスは
何味でしょうか??(^^)


さて、本日の授業(レイアウト)
<学習目標>
■4原則を使ってレイアウトができる(3回目/全3回)
★制作実習-ロゴ・名刺・封筒



本日は、レイアウトの4原則を意識して、
名刺と封筒に
前回作成したロゴを含め、文字情報を
きちんとレイアウトして完成させました。
★レイアウトの4原則


みなさん、いざレイアウトとなると、
名刺や封筒といった
情報量の少ないものでも
かなり悩んでいたようです。
しかし、レイアウトの4原則を意識するだけで
ぐっと本物っぽくなるものですね(^^)


レイアウトのことに関しては、
レイアウト4原則をご参考頂くとして、
本日は、ロゴ作成時の注意点を
もうひとつまとめておきます。


<ロゴ作成時の注意点>
■ベクトル画像で作成する
★ベクトル画像とビットマップ画像


今日はこちらの確認をしましょう。
■スポットカラー(特色)で作成する


下の図はカラー見本です。
カラー分類の考え方の一つに、
プロセスカラーとスポットカラーがあります。

カラー


えんぴつ プロセスカラー

印刷物を作成するということを前提にお話しますと、
一般的なカラー印刷のデータを作成する場合、
プロセスカラー(CMYK)を使用します。
C(シアン)・M(マゼンダ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色
各0~100%の数値を掛け合わせて
さまざまなカラーを作るというものです。


上記カラー見本のプロセスカラー4色は、
それぞれ100%の状態です。
この100%のカラーイメージを記憶しておけば、
何色と何色を混ぜると
どんなカラーになるかを想像しやすいかと思います。
例えば、C50%とM50%を掛け合わせると、紫になります。
昔、美術の時間にやった
絵の具の配合のようなイメージです。


プロセスカラーでカラーを作成するときは、
カラーパネルでカラーを掛け合わせて作成し、
よく使用するカラーは、スウォッチパネルに登録しておくとよいでしょう。

プロセスカラー


えんぴつ スポットカラー

ロゴを作成する場合ですが、
ロゴというのは、会社やお店のイメージを決定する物であり、
カラー表現の精度の高さが重要になります。
しかし、プロセスカラーというのは、
4色の掛け合わせということもあり、
印刷する時々・場所で
カラーの精度が変わりやすいものです


ですから、ロゴは
スポットカラー(特色)という
インキ会社の番号が割り当てられた特殊なカラー
使用して作ることで、
カラーの精度を保つことができます。
複数色の掛け合わせでカラーをつくるわけではないので、
安定した精度のカラーを表現しやすいのです。


カラー見本のスポットカラーは一例です。
番号の前のローマ字は、
インキ会社の名前ですね。
私は、スポットカラーを使用する時は、
DIC(DIC株式会社)をよく使用します(^^)


スポットカラーは、
[ウインドウ→スウォッチライブラリ→カラーブック→DICカラーガイド]
で呼び出すことができます。
※イラストレーターCS3でDICを使用する場合


あらかじめ、見本帳で番号を決めてから
画面上でそのカラーを選択して使用します。
カラーをクリックすると、
通常のスウォッチパネルに追加されるので、
DICカラーガイドのパネルは閉じます。


選択したスポットカラーは、
0~100%の数値で
濃淡をつけることも可能です。

スポットカラー


やや実務的なお話になりましたが、
一般的なカラー印刷は
プロセスカラーが基本です。


<スポットカラーを使用するのはこんな時>
■ロゴなどのカラー精度が重要な場合
■金色や銀色などのメタリックカラー・蛍光色など、カラーをプロセスカラーで表現できない場合
■1色や2色印刷などでコストを抑えたい場合


みなさん、配色方法も悩みのひとつのようですが、
研究して、頑張りましょう!(^^)/