2010年の太陽光発電結果を振り返ってみました | 太陽光発電&ECO~かーずのLovin' Life~

2010年の太陽光発電結果を振り返ってみました

2010年、かーず発電所の年間発電量は5,989kwhでした。

これが多いのか少ないのか、一般の人たちにはさっぱりわからないでしょうね。

ということで、客観的データを示しつつ、昨年の発電結果を振り返ってみたいと思います。


まず、メーカーシミュレーションとの比較なんですが、5,510kwhに対して479kwhも多い発電結果となりました。
だけど、シャープのメーカーシミュレーションってかなり弱気に見積もられているような気がするので個人的には納得していないショック!


2010年は、本土の方では記録的猛暑に見舞われたのが記憶に新しいのですが、それと連動して太陽光発電に関しても記録的な発電量を各地記録していました。

しかし沖縄はと言えば、そんなこととは全く無縁でむしろ雨ばかり降っていた(ように記憶している)。
そんな状態で、メーカーシミュレーションを大きく上回っているって言われても、手放しでは喜べないんです。


実際にデータで見てみると、日照時間がかなり少なかったことがよく分かる。

下のグラフは気象庁ホームページ から引用したデータを元に作成したグラフですが、何と1975年の観測以来35年間で最低の日照時間となっていることが一目でわかります。

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赤い棒グラフが2010年の日照時間ですが、ダントツの少なさです。
(差がわかりやすいようにグラフの下限値は調整してあります。ご了承ください。)

全天日照量が計測されていないため、示せないのは残念ですが、日照時間だけでも発電量の傾向を見る上では十分な指標となります。


上のグラフに年ごとの発電結果(シミュレーション値)を重ねてみます。

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使用データはsolar clinic の月別発電シミュレーション(1995年~2010年)で以下の条件により算出したもの。
・地域:沖縄県中頭郡読谷村
・方位:南西
・角度:10°
・発電容量:5.12kwh



ソーラークリニックのデータの都合上、1995年以降しか比較できませんが、日照時間と見込み発電量が絶妙にリンクしていることが分かります。

そしてやはり2010年の発電量は過去最低記録となっていて、年平均発電量と比較しても315kwhも少ない結果となっていました。

これをそのままうちの発電所に当てはめると、年平均発電量は6,356kwhとなるので、今年は期待値よりも367kwh少ない結果だったということができると思う。

鋭い人は、この相関関係がうちの発電所にもあてはめられるのか?という疑問を持ってもおかしくないので2010年のかーず発電所とソーラークリニックので計算した月ごとの発電量を比較してみます。

すると、
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発電量の絶対量こそ、かーず発電所のほうがソーラークリニックが算出した結果より15%~25%多くなっていますが、傾向としてとらえれば、かなり正確にシミュレートできています。

なので、ソーラークリニックの発電シミュレーションはかーず発電所のシミュレーションとしてもおおむね正しく機能することがわかると思います。


そんなわけで、2010年は太陽光発電の厳しさ(発電量が天候に大きく左右されること)を思い知らされた年となったわけです。


しかし逆に考えれば、昨年は発電量がどん底だったけど、その割には良かったなと。
そして今年は去年よりは発電量は増える確率も高いだろうと思えるわけで、今後に期待を持たせてくれる一年でもあったのではないかと思います。


皆さんの地域はどうでしたか?


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