text by 植木孝之 | mixture!

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【第2回】愛と丼の日々。

 さて、実質1回目である今回ですが、吉牛!いや、吉豚いーきーまーす!!!

 先日、米国産牛肉の輸入再開が政府によって示唆された。その動きに伴って、大手牛丼チェーンである吉野屋は、輸入再開から2ヶ月で牛丼を再開すると発表し、17日に現在1002ある吉野屋の国内店舗を今後3000店に急拡大し、店舗を牛丼中心の「従来型」と定食などを提供する「新型」の2タイプに分ける方針を明らかにした。

 他牛丼チェーンが、あまりの米国牛の狂牛病調査の遅さというか、はじめからちゃんと調査する気ねえだろ!という態度にオーストラリアなどの国から牛肉を輸入しはじめたなか、吉野屋だけは確固として(牛丼用に)米国産の牛を輸入せず、あくまで牛丼までのつなぎとしてのメニュー、豚丼で顧客をなんとか食いつなげてきた。どうも、他チェーンに比べて動きが遅いんじゃないか、どうしたんだ吉野屋、という声も多かったことだろう。僕もそう思っていた一人だ。

 という流れのなか、ここへきて形勢大逆転の兆しである。それにしても、このタッチ・アンド・ゴーの速さは尋常でない。いきなり、店舗を3倍に増やし、牛丼以外のメニューにも力を入れていくという。牛丼という吉野屋の心臓ともいえるメニューが欠け、自力の延命措置により生き長らえてきたなか、タフになって生き返ったということだろう。ナイス・カムバック賞である。

 豚丼、豚キムチ丼、牛カレー丼、牛焼肉丼、鳥炭火焼丼などの既存のメニュー。そして、儚くも消え去った、豚カレー丼、角煮きのこ丼などのメニューも、その延命措置の置き土産として今後の吉野屋の懐刀として大きな力をもたらすことだろう。

 あれ?先日、新味豚丼として生まれ変わった豚丼について書こうと思ったのだが、蛇足が過ぎてしまったぞ。つーか、蛇足のみだ。ああ、すいません。というわけで、次回、吉豚を喰らうの巻。

 つづく。。。

■吉野家:店舗3倍増を検討 牛丼休止中にノウハウ蓄積(毎日インタラクティヴ)
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kigyou/news/20051018ddm008020024000c.html

■吉野屋 D&C
http://www.yoshinoya-dc.com/


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