加賀屋
ではその実態
1 客が悪評価をする内容
2 加賀屋のおもてなし
について自分の考えを記す
まず客の質が変わってきたということ
銀座ではないが、功なりなしとげて、銀座でのめるようになった、銀座に連れて行ってもらったこと事態が一種のステータスや自己満足であったように、加賀屋に宿泊することで得られた満足感が、サービスや質や物に向けられるようになった。
言い方は悪いが、加賀屋は、銀座は元々金銭的に余裕がある人が行く街ならぬ、行く宿であった。
同じ酒同じ会話なら、もっと豪華な内装で安価な飲み屋が他にも沢山あるのに、何故銀座で飲んだのか。
それは銀座は、日本での成功者が飲む格のある日本一の飲み屋街だからだ。そこで酒が高い、ノリが悪いなんて言うのは野暮だ。仮にそう思っても言わないだけの懐の広さをもった人たちが集まる飲み屋街が銀座だった。決して背伸びして行って良い飲み屋街ではない。
加賀屋も銀座ではないが、それに近い客が多かったはず。
では今はどうだろうか。
時代の流れと言ってしまえば、それまでだが
ハード、ソフト面で完璧を求め、それを対価つまりコスパでしか判断しない人が増えた。
正直に言おう、金銭的に心に余裕がない人は加賀屋には、向かない。
宿の規模も大きくなった。
一泊四万とか花火の日に五万とか言っている人いるけど
加賀屋は基本二人以上の宿泊です。二人で四万だとほとんど最低の価格宿泊プランになりますし、花火時期一人5万でも正直1000人キャパ満室の状態でこれまた最低クラスの宿泊プランです。
確かにこの価格なら箱根あたりのそこそこの宿には泊まれるでしょう。
隠れ家的小規模高級志向の旅館もいいでしょう。
ただコスパやサービスと加賀屋やおもてなしは比較はできません
日本は特殊ですが、サービスとおもてなしは似て非なるものです。
箱根の高級旅館で、女中さんがお出迎えお見送りははたしてしてくれますかねw女将が挨拶に来ますか?w
来たらそれは加賀屋の受け売りですよw
そしてホテルのポーターのようなサービスも当たり前かなように考えている方や、雪月花歌劇団を宝塚歌劇団と同等に比較する方もいるようですが、もう全くもってナンセンス
宝塚歌劇団をあの人数あの場所であの位置で見たら、まず加賀屋の宿泊費では賄いきれないでしょうw
http://www.omotenashi-japan.com/different
まずサービスとおもてなしの違いを理解してください
おもてなし文化は心付け文化と同様日本独自の文化であって、心、気持ちなんですよ。
お客だけが悪いんじゃないです
加賀屋にも悪いとこはあると思います
お互いがお互いのこと考えてみましょう
昔はお金に余裕がある人が加賀屋に来てた
おもてなしで、お客がふえた
そそうがあったにせよ需要もあり増築した
その箱もの館内空調してあのデカイ風呂にじゃぶじゃぶお湯を流し込み、レストランには海水循環させてだだっ広い客席周囲にイケス作って魚介類放り込んで維持しなきゃいけない
女中も増やして教育しなきゃいけない
時代の流れで客層が変わった
宿泊費値段を下げた
新規客は背伸びして来るのはいいが、じゃらんや楽天ゆこゆこなどの格安予約
JTBなどの大口や昔からのアナログ予約を大事にし浜離宮などは格安予約サイトではなかなか予約がとれない
さあ、こんな状態で、あなたが経営者だったら
熟練女中さんを、どの客室に優先的につけますか?w
決して安価な宿泊客を、むげにするわけではないですが、どうしても雪月花海側浜離宮のお客に熟練女中をつけますよね?
そして、おもてなしは気持ちということ
中には女中がついてきてウザイと思うお客がいたり
逆に気がきかないっていう人いたり
女中は心理学者じゃないんだから給仕と礼儀以外は個人バラバラで、あたりまえなのがおもてなしだとおもいます
若い女中と年配の女中の会話、気づかいおもてなしは異なって当然ですよ。
まさか、65歳の女中さんに荷物もちやれとかなんですかね?w
ホテルのチェックインやバイキング食事と違い、加賀屋レベル以上のおもてなしをお客1000人規模でやってる旅館があったら是非とも教えてほしいものです。
ホテルは、チェックイン、チェックアウト、ポーターまたはベルボーイあとは、全てお客から電話して要望して対応するサービスですから、旅館とは、接客スタイルが違います。
あとは正直時代の流れ
お客の質がかわったと書きましたが
従業員の質も変わっています
正確には時代の流れで人間の質が変わったといった方がいいかも知れません。
昔はいた行儀見習いの女中さんが今も同じようにいると思いますか?
昔はいなかったムカついた顔をしてドアをバンと閉めて立ち去る女中さんは昔いたと思いますか?
そりゃ少数はいたでしょうけどそれをフォローするのが女将挨拶おもてなし
はっきりいってお客も女中もレベルは下がったと思います。
世知辛い世の中になりましたね。
しかし、そう言う世の中を望んだのはこのブログをみて腹をたてたならあなただと思います。
お客は宿を選べます。
しかし、宿もお客を選べるんですよ。
お金払うから払ったから客だって言うのは
お客の傲慢に過ぎません。
宿はいつでもお金を返しまたは頂かずにお引き取りいただいてもらう権利があります。
そこで交通費はどうするんだとか慰謝料払えとかはまた別件になりますし、
腹立てて悪評価をしたり、変な噂ばらまくのは営業妨害になります。
つまりお互い様って気持ちが大事なんです
あと、加賀屋の悪いとこというか
お客是非とも知ってて欲しいこと
欲しいというより認識としてもってないとダメなこと
加賀屋に泊まって満足できるかどうかは
女中さんによるところが大きいです。
変な言い方ですが、当たれば満足すると思います。
それを掃除のされ方、建物や風呂のハード面、食事等のコスパを重視するなら、支配人が挨拶にもこないルームサービスは別料金で温泉もない新しい外資系のホテルか、館内設備が乏しくお土産の量も限定的で館内イベントもほとんどなく、美術品や芸術品は安物か数点しか展示できない、皇族が泊まりにさえこない歴史のない、食事後に飲んだり歌ったりする場所がないかあっても1~2箇所のこじんまりした施設にでも泊まればいいと、おもいます。
その女中さんですが、
訳ありの人が、多いです。
つまりわかりやすく言うとシンママや負債を抱えている人が、住み込みで働きつつ、子育てが出来る環境が加賀屋なんです。
カンガルー幼稚園っていう加賀屋の施設もありますからね。
だから身の上話して、昔のお金持ちの宿泊客は同情して心付けあげたなんてよもやま話が出るんですね
色んな理由があるにせよ、今のご時世ならデキ婚離婚女中ってのもあながち外れじゃないです。
こういう女中を教育するのは想像に難くないと思います。
昔みたいに、夫がアル中、酒乱、ギャンブル、暴力で子供連れて逃げて女中になったとか、行儀見習いで女中になった訳ありさんと、今の訳あり女中さんは違うケースがままあります。
今は望めば大学全入時代
そんなご時世にどれだれしっかりした娘さんが女中になりたいと思いますか?
あなたの娘さん姉妹さんが女中になりたいと言ったなら応援できますか?
つまりここで、言いたいのは
お客も女中さんも質が変わって来てますよってことと
おもてなしってサービスじゃないです気持ちですってこと
人間ですもん、気に入ったお客女中には喜んでもらいたい聞きたい話したいその逆もしかりでしょう。
あとひとつ言えること
加賀屋で日本一のおもてなしをうけたいなら
高い部屋に泊まって下さい
浜離宮と能登本陣に泊まっているお客さまに対するおもてなしが同じなら、値段の差はハードの差だけになってしまいます。
そしてまた、最高のおもてなしを受けたとしても
それをどう思うかはお客それぞれ違います。
おもてなしをされないことをおもてなしととるお客もいるでしょうから
キーワードは気持ちです。
