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東京国際映画祭2006『悲しき天使』

昨日は、明け方近くまで起きていたけど、
朝9時過ぎにぱっと起きる。

今日から東京国際映画祭が本番で、
11時から「悲しき天使」という映画が始まるため。

結局起きてからボーっとしたり、メールしたりしていたので、
少し出かけるのが遅くなって、六本木に着くのが遅くなった。

昨日の料金の問題は、やっぱりどれでも良かったよう。
同じチケットにいくつも料金体系があるのは、やっぱり
混乱すると思った。

上映3分ぐらい過ぎていたけど、会場内へ。
日本映画だけど、下に英語字幕が出ていた。
この辺が映画祭っぽい。

2時間ぐらいの上映が終了。
お話は謎解きとかそういうものではないのだけれど、
人物の描写が今時っぽくて、普通に楽しめた。

・・・で席を立とうとしたら、係りの人から
「この後、ティーチインがあるので、ぜひご参加ください。」
と声をかけられた。10歩ぐらい動いたところで、
自分の席に戻る。

スクリーンの前に椅子がいくつか用意されて、
司会の人がやってきた。通訳が必要かどうかの確認をした後、
監督と女優さんが登場。大森一樹監督と山本未来さんだった。

会場にいる人に質問をもらって、それを答えるという30分
ぐらいの交流の場がティーチイン。

もったいないので、大森監督と未来さんに質問。
実際にこういう機会でもないと、相手の目を見て、
会話をするのはあまりないし・・・。

「アイデアはどこで考えるの?」という質問では、
監督から、やっぱり「どこでも」という回答が返ってきた。
例として、飲み屋での話を上げていたけど、やっぱり
人とのコミュニケーションから生まれる部分が多いん
だろうと感じた。

「一番好きなシーンは?」という質問を未来さんにしてみる。
ネタバレになるので書けないけど、映画後半部分を挙げて
いて、多分そうだろうなーと思っていたシーンだったので、
少しうれしくなった。緊張されていたけど、誠実に答える
姿を見て、ファンになったかも。

日本映画の名作で、松本清張原作の「張込み」を今風に
アレンジして、作った映画だという。佐賀→大分(別府)に
変わったのは、その舞台設定がぴったりだったからだとか。

ロケーションも選定する際に、その場所が呼び込んだという
エピソードを教えてくれたけど、うまく行く時はそういう
偶然が重なるというのは、やっぱりどの世界でも同じだな~
と実感した。(ゲーム作りでも、無理だと思っていても、偶然や
幸運を引き寄せることで完成に近づくという・・・そういう瞬間がある。)

個人的には3人の女優さんの幸せが比較的に描かれている
ところが映画的に肝でかつ良い部分で、さらに、それぞれの
女優さんの演技力にびっくりした。

そのほかの話も楽しくて、あっという間の時間が過ぎた。
アットホームな雰囲気だったのも良かったかも。

終わった後、得した気分になった。
上映館が少ないみたいだけど、見る価値はある映画だと思う。

*温泉を見ていて、どうしても温泉に行きたくなり、
 その後、麻布十番温泉に行ってしまったのは秘密。。。
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