「まえ、おとーしゃんと おつきさまみながらねたでしょ?しぃちゃん、あれでねたいの」
一瞬なんのことかわからなかったけれど、しぃちゃんの説明を聞いてわかった。
そういうことが説明できるようになったんだな・・・(しみじみ)
しぃちゃんは毎日俺の抱っこで寝ていた。
1歳半前までにそれは卒業させたのだが、それでも時々そのことを思い出したかのように
「おとーのだっこでねる」と言い出すことがたまにあった。
それも最近なくなってたけど。
4歳になってなくなってたな・・・
それが昨夜突然に、久々に出た。
幼稚園が夏休み明け初日だったからだろうか。
たまにはいいよ。
なんか懐かしいし。
そうやって寝るの・・・1年ぶりくらいかね?
もっと前か。
そういえば、去年の春頃も幼稚園がイヤでイヤで、時々甘えん坊さんになってたもんね。
おかーとひぃちゃんには寝室に行ってもらい、居間の電気を消し
当時そうしてたように、ソファーの上に寝転がって
しぃちゃんをおなかの上に(うつぶせに)乗せた。
こうやっておなかの上に乗せたしぃちゃんとお話してて
お話してるうちにしぃちゃんは眠くなっちゃって、すやすやと眠ってたんだよ・・・
赤ちゃんのときはまだ話せなかったから、お父さんだけがしゃべってたんだけどね。
歌ったりもしたなぁ・・・
そんな話をしぃちゃんとしていた。
しっかしまあ、とにかく重くなった。
大きくなったわ・・・
成長した。
もう全然赤ちゃんじゃないね。
「おとーしゃんは しぃちゃんがあかちゃんのほうがよかった?」
え?!
いやいや・・・
そういう意味で言ったんじゃないよ。
そんなことはないよ。
お父さんはしぃちゃんが赤ちゃんの頃
早くしぃちゃんと会話したいなぁ・・・
おしゃべりしたいなぁ・・・
と毎日思ってたんだから!
だから今こうして、しぃちゃんとおしゃべりできるようになって、本当に嬉しいんだよ。
なんて話をしながら、眠りに・・・
つけないの。
しぃちゃんの身体が大きくなり過ぎて、もう俺のおなかの上では寝られないのさ。
頭の置き場に困ってるしぃちゃん。
一生懸命いい態勢を探してるのだが、どこに頭を置いてもちょっと痛いみたい。
いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだ・・・
あまりにも大変そうだったので、「お布団の部屋で寝る?」と聞いてみたら・・・
あっさり「うん」と言われてしまった。
・・・
・・・
・・・
当たり前だけど、本当にもうしぃちゃんは赤ちゃんじゃないんだね。
幼児だけど・・・少女です。
俺がもう、こうして、娘を抱っこして寝かしつけることはなくなっちゃったんだな・・・
(ひぃちゃんはお母さん子なので)
なんて思ったら悲しくなってしまって。
最近、しぃちゃんは生意気だし。
すぐにひぃちゃんに意地悪というか・・・どやしつけるというか
なんかこう、優しくできないことも多かったりで
イラつくなー!
なんて思うことが多かったんだけど・・・
もう抱っこで寝かしつけることも出来ないし
こうやって、少しずつ親から離れて行ってしまうんだな・・・
なんてことを初めて思って。
感じて。
あの甘えん坊で弱虫のしぃちゃんがさ・・・
布団の中で、ちょっぴり涙してしまいました。
一番弱いのは俺じゃんか。
苦笑
今日は帰ったらしぃちゃんに優しくしてあげよう。
いっぱい遊んであげようっと。
と言いつつ
ついつい些細なことで腹を立ててしまうんだよな・・・
大汗