夜中におしっこで目を覚ますしぃちゃん。
「おとーしゃん・・・おしっこ」
しぃちゃんは俺の耳元で小さな小さな声でささやいて起こす。
決して大きな声を出したり、身体をゆすったりして起こそうとはしない。
優しい娘。
そして、それで起きる敏感な俺。
繊細というか、気が弱いというか・・・
どちらもね。
苦笑
・・・
・・・
・・・
夜中にのどが乾いて目を覚ますひぃちゃん。
おかーの横で寝てるのだが、わざわざハイハイで俺のところまでやってきて
俺の身体を揺すって起こす。
時には顔をぺちぺちと叩くこともある。
「とー!とー!」(お父さんのこと)
ん?!
ひぃちゃん・・・どうした?
「おちゃ」
のどが渇いたのね。
じゃあ、水でも飲みに行こうか。
「うん」
ひぃちゃんを抱っこしてキッチンへ。
・・・
・・・
・・・
再びしぃちゃんがささやく。
「おとーしゃん・・・あつい。のどかわいた」
お、おう・・・
じゃあ、水を飲みに行こう・・・
・・・
・・・
・・・
しぃちゃんもひぃちゃんも、決しておかーを起こすことは無い。
夜中に起こすのは必ずや俺。
なんでだよっ!
⇒ おかーはちょっとやそっとのことでは決して起きないからです・・・大汗