退勤時間を記録させるため、IDカードをカードリーダにかざそうとした。(タイムカードになっている)
すると、横から50半ばくらいのおっさんが横から割り込んで来て、俺の目前でIDカードをかざした。
もうそれだけでムカっとしたのだが・・・
おっさんなどと言っておりますが、もしかしたら(他部署の)相当な役職の人かも知れないけど。
でも、名も顔も知らないし、どうでもいい。
俺にとってはクソジジィでしかない。
そのおっさんのIDカードが、カードリーダに読み込まれなかった。
通常ならエラー音が鳴るのだが、それもなかった。
そのおっさんは
「あれ?!あれ?!おかしいなぁ・・・」とか言いながら、カードを裏にしてかざしてみたり
また表にしてかざしてみたりしたのだが、やはり反応がなかった。
なにやってんだよ!
こっちは待ってんだよ!
お先にどうぞ、とかの一言もない。
そういう気も回らない、ジコチューでしょーもないクソジジィだ。
これだけのことで酷い言われよう。
(笑)
とにかくしつこいので、そいつの名前でも見てやるか・・・と思ってそのカードを覗き込んだ。
すると、そのカードには
「PASMO」
と書いてあった。
定期入れからわざわざPASMOカードを抜き出してかざしてるのだ。
これでは一生待ってたって俺の順番は来ない。
でも、ここまで来たら行く末を見届けてやろうと思った。
俺はいつ気付くのかと、黙って見ていた。
しかし、そのおっさんはなかなか気付かず、PASMOカードを叩いてみたり
スーツにこすり付けてみたりしながらカードリーダにかざし続けた。
「おかしいなー おかしいなー」と言いながら。
おかしいのはお前の頭だ。
そういうこしてるうちに、俺の後ろに一人二人と並んでしまった。
いい加減教えてやるか・・・
そう思った瞬間だった。
「あ!何やってんだ俺!!!」
おっさんが気付いた。
でかい声でそう言うと、カバンからIDカードを取り出し、カードリーダにかざした。
ピンポーンという音が鳴り、無事退勤時間の登録完了。
するとそのクソジジィは 「あー恥ずかしい思いしちゃったよ!!」
とこれまた大きな声で独り言を言いながら立ち去った。
照れ隠しかなんだか知らないが。
うっせーよ。
そんな一連の愚弄(愚老?)行為の一部始終見ていた俺は思った。
本当に恥ずかしいのはカードを間違えたことなんかじゃない。
待たせた俺らに、すみませんの一言も言えずにその場をさっさと立ち去ったその行為
それこそが一番恥ずかしいことであると。
人として一番恥ずかしいこと。
役職的には偉い奴なのかも知れないが、人として尊敬出来ません。
これ一つで見下します。
こういう人間にはなりたくないと思ったし
娘たちには絶対にこうなって欲しく無いと思いました。
わけのわからないエラーが出て、PASMOの残額が全部ゼロになってしまえば良かったのに!
なんてね。