しぃちゃん、水羊羹があるんだって。
しぃちゃんも食べる?
「たべるー」
そっか。
じゃあ、一緒に食べよう!
そう言って、冷蔵庫から水羊羹を出した。
すると・・・
しぃちゃんはそれを俺から奪い取った。
力任せに。
強奪。
おーい・・・
おとーと一緒に食べるんじゃないのか~
汗
「これな~んだ?」
しぃちゃんは今、わからないものがあると「これは何?」と聞くのではなく
このように問題形式にするのである。
かわいいね。
みずようかん、って言うんだよ。
おとーと一緒に食べるでしょ?
「みじゅようかん・・・んとねー しぃちゃんたべる!あーけーて!あーけーて!」
その必死さ・・・
完全に一人で全部食べる気満々だろ。
にゃろめ。
水羊羹のフタを開けてあげた。
真っ黒な物体に、ちょっと顔を曇らせるしぃちゃん。
「これ・・・なんだぁ?」
ちょっと不安げ。
みずようかん・・・よ・う・か・ん、だよ。
「ふーん・・・」
食べない?
「たべるー!」
と言いつつ、箸が進まないしぃちゃん。
スプーンだけど。
スプーンですくった水羊羹をじっくり見て、また一言。
「これ・・・なんだぁ?」
よ・う・か・ん、だってば。
「ようかんかー そっかそっかー しぃちゃん、わかんなかったー」
そんなことも言えるのか。
汗
というか・・・
良くわからないものでも、食べる?と聞くと必ず「食べる!」と答えるしぃちゃん。
将来、大丈夫かな・・・
大汗
どうかこの汗がデブ汗になりませんように・・・
なんのこっちゃ。