こんちは。
昨日、ちらっとの国語の問題を見ていたら、
「ボッコちゃん-人造美人-」から出題されていました。
人工知能ならぬ、人工無能。それが、60年以上も前に書かれていたのは驚きです。
※気になった方は検索してくださいね。
さすがに昨今の世の中、ちょっと過激ではあるので、なかなか中学入試には出ないタイトルですが、
男って‥‥っていう考えからすると、男子校あたりで出しませんかね?(笑)
まぁ、小学校で習ってない漢字も結構あるので、なかなか難しいかな?とは思いますが。
問題を出すとすれば、例えば、
(1) 「まったく趣味だった」 この「まったく趣味」と本文中で同様の意味を表す言葉を漢字2字で答えなさい。
(2) 「ぼろを出して」、この意味を答えなさい。
(3) 「こっぴどく怒られて」の「こっぴどく」とはどのような意味ですか?
(4) 「だれひとり帰りも しないのに、人声だけは絶えていた」のはなぜですか?
とかとか・・・
さて、本題です。
中学受験の国語は長文を読む、ということが必然的に要求されています。
正直、これ、本当に小学生が読むの?答えるの?という問題が多数見受けられます。
この傾向に異論を唱える方もいらっしゃいます。私も一時期はそう思っていました。
でも、それは塾と学校のイタチごっこの結果で、全国トップのN中が社会を課さないのもそこにある、と聞いたとき(重箱の隅をつつくマニアックな問題になってしまうか、周辺地域のあるグラフから計算/想定し、この地域はどうなのか?などというフェルミ推定に近い問題も出るでしょう→これはこれで面白そうな問題になりそうですが)、ああ、なるほどね。と腑に落ちました。
国語の入試の本質は、「主観的見解より客観的見解に基づく解答」であるから、
そもそもこの程度の事が呑み込めないのであれば、現実として入試はクリアできない、ということ。
じゃぁ、現実に立ち向かうとして、難関校以上の入試国語には「高い読解力」が必要となります。
「読解力」はその文字の通り、「読み取り、理解する力」ではありますが、
この力、一朝一夕に伸びるもんでもありません。計算力は3か月頑張ればちょっとは伸びますけれども。
でも、鍛えることは出来るんです。力は弱くても、最適な武器を持っていれば、一撃(ドラクエのどくばり、とかでしょうかね)
で仕留めることもできるんです。
この意味で言えば、武器を買えばいいんですから、「売っている」という事になりますね。
さて、その武器、どこに行けば買えるんでしょうか。
さんの特別講座?
Hマックスの個別授業?
家庭教師?→塾休講の影響で今本当に時間が取れないそうです。
参考書?
いろいろあるでしょう。
もちろん、各箇所によって売っている武器もまちまちですし、呪いの防具(笑)を売りつけるところもあるかもしれません。
参考書に至っては、読まない、漫然と読む、という形になるかもしれません。
どこそこがいい、と選んで失敗してもそれは自己責任。それではあまりにリスクがあり過ぎます。
まずは、選ぶ前に。
自分の子供の「国語理解力(読解力ではない)」を掴むところからはじめましょう。1日で済みます。
さんでしたら、直近の公開テストを3回分開いてみます。
小5後半/小6の問題は本当に長いです。長いですが、大人なら結構短縮して読み切れると思います。
子どもも一緒にもう一度読みます。
そして、子供に聞きます。※決して怒ってはいけません。
・選択問題、長文が読み切れなかったから、適当に書いた。→それで正解していたら、「適当に書いた理由」を聞いてみます。
それをメモします。 大抵は不正解ですが、その理由もメモします。
※サイコロで決めた。これもアリです。前の問題がイ、だったからこの問題はウ。これもアリです。
・選択問題、長文は読んだけど、意味が分からん。→選択肢から逆算します。「~」があるからこれを選んだ。というきっかけが
あるはずです。このきっかけが大事です。
・選択問題、長文読んだ、意味も分かった気がする。選択肢、アかオのどちらかなんやけどね。アを選んだ。→アが正解であれば、
それは素直に褒めましょう。オが正解であれば、アとオの違いは何か、を聞く。
これをメモする。
・語彙問題。こればかりは読解力+語彙力なので(大抵の問題は「本文中での意味を選べ」となっているため)これを確実に押さえるには
まずは語彙力(暗記)をさせるしかないです。
・漢字。当然の事ながら暗記です。
・記述問題(抜出し含む) 文字数がオーバーした→インプットとアウトプットのアンバランスが一つの要因です。
意味合いが違う→インプット自体が違っている事が多いです。
文法ミス→自分のアウトプットにおける自信のなさが一つあるかなぁ、という感じです。
大体掴めましたでしょうか。
そこで、うーん、と考えると、うちの子、国語が苦手、なんじゃなくて、長文読解が苦手とか、アウトプットが苦手とか、若干の傾向が
出てくると思うんです。単に「国語の成績が悪い」なんじゃなくて。
選ぶのはそこから始めていきましょう。
幸か不幸か学校は休校中
出来る事なら「外部の教育相談/有料の体験授業」を受けること(無料の体験授業は・・・はお勧めしません。所属塾の教育相談も有料っちゃ有料ですけど、国語ではあえてセカンドオピニオンをお勧めします)
そこで何かのきっかけで花開くこともありますし、持ちたい武器の方向性も見えてくるのかもしれません。
※私は個人的に気になっているのはこちらの塾ですけど、受けたことが無いのですみません、リンクだけ張っておきます。(お忙しそうですが…)
また、この時期を生かして、補完できるところは補完していきましょう
web授業が物足りない、のであれば、スタディサプリの小学講座ベーシック、小6部分や、中学1年部分の国語を1.3倍速程度で受講するのもありかなぁ(一部の動画を見ただけですけど、なかなかよさげです)
長文を読むスピードが若干遅かったりする場合は、あえて今までに入試で出た小説を多読するのもアリです。
何かの参考になれば。(なお、私の主観がバリバリ入ってます。。。。)