お茶の仕上げ工場の周りの茶畑も新茶を摘み終えて、ひと段落といったところです。
茶葉は日光をたくさん浴びてぐんぐん伸びています。
この分だと2番茶は、6月の2週目あたりでしょうか?
さてさて今日は新茶の窒素入れ作業を行いました。
段ボールにはめられたアルミ袋の中に
30kgづつ新茶を入れ窒素充填を行います。
これが充填後の写真です。
窒素を充填することで、お茶の鮮度を安定して保つことができます。
このあと、お茶の冷蔵庫に保管します。
実際のお茶の冷蔵庫です。
温度はマイナス7℃
こうすることで新鮮なままお茶を保存できるんです。
ご家庭でお茶を保存する場合は、
袋から開けてしまったものは冷蔵庫には決して入れないでください。
お茶が冷蔵庫の中の臭いと水分を吸ってしまいます。
茶缶などに入れ、密封すれば1ヵ月程度は常温でも大丈夫です。
真空パックしてあるお茶は冷蔵庫で保管しても問題ありませんが、
開封する時には常温に戻してから開けてください。
冷たいままで開けてしまうと、外気の水分を吸ってしまう可能性があるんです。
お茶に水分は大敵なんです。
話は変わって…
一日お茶工場で仕事をすると、知らず知らずのうちに…
体にお茶が積もります
(今日は積茶量2ミリでした!)
写真は腕だけですが、頭の先からつま先までお茶の粉だらけです。
この状態で人に会うと、
「顔色悪いよ」と…言われます
過去に、
「そのままお風呂に入ったら、バスクリンいらないね!」
と言われた事があり、本当にお風呂が緑色になるのかやってみたことがありました。
お風呂は見事に鮮やかな緑色になりましたが……
時間が経つと茶色になり、浴槽に茶しぶがこびりついてしまいました。
この茶しぶは相当しつこくてなかなか落ちませんでした。
お茶まみれのままお風呂に入るのはおススメできません
この茶しぶの原因はお茶の中に含まれるタンニン。渋み成分です。
タンニンはワインや柿にも含まれるそうです。