M-1で活躍した後輩2組SP

トムブラウン

 去年のM-1は出し切ったつもりで

 いたのに決勝に行けなくて

 ものすごい悔しかった

 それと同時に仲間のヤーレンズが

 決勝に行った喜びが1つ勝って

 泣き崩れている出井さんを

 見て、さらに号泣した

 

 2018年に決勝に行ってから

 テレビによく出るようになった

 23年のネタができたときは

 ものすごい手ごたえがあった

 オードリーがテレビに出続けて

 いるのに、しびれるような

 漫才をしているのに刺激された

 

 敗者復活のネタができたのは

 若林さんのおかげ

 ネタを見てもらったとき「すっごい

 おかしいこというからね

 トムブラウンテクニックもあがって

 おもしろくなって意味もわかるけど

 なんかそれがちょっとだけ嫌なんだよね」

 と言われた

 

 ウケるためだけのネタを作りたくない

 と思っていたけど、自分が知らず知らず

 のうちにそうなっていたと気付いた

 

 いつも優勝とかしなくていいから

 1番ウケたいと思っていたが

 来年がラストイヤーだから

 優勝したいと思うようになった

 

 2016年にネタができたけど

 合体漫才完成まで2年かかった

 

 布川さんは楢原さんに

 「うざいキャラだからB’z稲葉さん

 ぐらい短い短パン履いたら?」と

 アドバイスした

 

 2015年ごろはトムブラウンも

 ヤーレンズもしんどかった

 みちおさんと出井さんは

 ラテンパブで心の傷をいやしていた

 

 ヤーレンズがケーダッシュに

 来る前は事務所では「暴力」が

 1番おもしろいということに

 なっていた

 そこにヤーレンズがやってきて

 正統派漫才をしてウケたから

 みんな嫉妬していた

 

 ヤーレンズと2組で何かやりたい

 

 かぎしっぽのれおてぃさんが

 布川さんのお兄さんとつきあっている

 

ヤーレンズ

 もともと令和ロマンと仲が良く

 2組でライブをしている

 2022年の敗者復活で 

 令和ロマンが2位、ヤーレンズが6位で

 そこから始めた

 1月から新ネタ3本おろしている

 

 

 

 楢原さんはケーダッシュステージに

 入る前は大阪吉本所属

 その時の名前は「パープーズ」

 2014年からケーダッシュステージに

 入って改名した

 

 楢原さんは大阪出身だけど

 標準語に変えた

 この漫才をしようと決めたときに

 標準語のほうがいいと思った 

 関西で標準語で漫才していたので

 孤立していた

 ヤーレンズもとがっていたので

 みんなが「ギャグやります」と

 やっているのを袖で腕を組んで

 見ていた

 

 お互い同時期に解散して、楢原さんは

 この引き芸の漫才ができる

 相方を探していた時に

 同じころに解散した出井さんを

 見つけた

 出井さんはめちゃめちゃ関西弁が

 へたくそだった

 

 M-1準優勝でも楢原さんには

 知らない人からLINEはまったく

 来なかった

 全員知ってる人だった

 親戚も増えなかった

 

 MBS漫才アワードで東京の芸人も

 エントリーしていた

 東京に行くと決めていたので

 どんな芸人がいるか見てみようと

 思ったら、ダントツですべってるのが

 トムブラウンだった

 

 東京でフリーで来た時に

 ケーダッシュのマネージャーと

 挨拶する機会があり、どんな

 芸人がいるんだろうと検索したら

 トムブラウンがいた

 

 ホームランか三振かという芸は

 よしもとのように常設の劇場が

 あるところではアベレージを

 求められるのでウケない

 

 M-1決勝になかなか行けず

 ふてくされていた

 出井さんは「激レアさん」で

 若林さんの役をずっとしていた

 「ヤーレンズ決勝行くんじゃない?」と

 いう雰囲気になったとき

 さんざんいろんな思いをしているので

 出井さんは「僕たち行くんですか?」と

 言っていた

 

 トムブラウンはいつも袖の芸人には

 ウケるけどお客さんにはウケて

 いなかった

 ヤーレンズは袖に芸人はたまらないけど

 お客さんにはウケていた

 そのトムブラウンが2018年に

 M-1決勝にいったので「俺たちはもう

 トムブラウンに勝てないじゃん」

 と思った

 

 コロナ禍で舞台がなくなって

 ふたりだけで話す時間ができた

 そこでお互いのボンネットを開けた

 言いたいことを言った

 相互理解が深まって完全に

 ネタに活きた

 

 楢原さんは大学受験に失敗して

 親に勧められてNSCに入った

 藤井隆さんに

 あこがれて漫才師になった

 賢そうに見えるが楢原さんは

 偏差値37

 一度やり始めたら最後まで

 やり続ける

 

 楢原さんはコロナの時に

 自己分析がすすんで

 「そんなにお笑いが好きじゃない」

 ということがわかった

 出井さんに「おれ、そんなにお笑いが

 好きじゃないけど、ほかに

 やりたいことがないからやっている

 もしスキューバーダイビングとか

 はじめてそっちがよくなったら

 そっちに行くかもしれないけど

 その時はごめんな」と言ったら

 出井さんは号泣した

 それ以外にやる」

 

 若林さんはヤーレンズはウケてるし

 悩んでると思っていなかった

 

これから来そうなケーダッシュの若手

 サツマカワRPG

 クロコップ

 

 マスオチョップ

 ムラタケ

 

楢原さんが聞きたいこと

売れる、稼ぐモチベーションは?

 M-1で優勝したい

 

 若林さんは漫才から入って

 テレビの仕事をいろいろして

 漫才よりおもしろいことが

 なくて今、また漫才に戻って行っている

 漫才は二人で「これおもしろいな」

 と言って作るもので、

 感覚が近い人はレア 

 

 お金や女の子とかが勝っていたら

 きっとおもしろくない

 漫才がおもしろいと

 ロケとかもレベルがあがってくる