劇場合間メシ

NONSTYLE石田×カベポスター永見

永見さんはメッセンジャーあいはらさんから

「おまえみたいなセンス系の

若手は俺のことどう思ってる?」

と聞かれたことがある

 

永見

東京の番組で思うようにいかない

 石田さんも最初は同じで

 まったく何もできなかった

 みんなと一緒に立ってツッコんで

 みんなと一緒に座っていた

 「俺は何をやってるんだろう」と

 思っていたころ、ブラックマヨネーズ

 吉田さんから

「おまえ何みんなと一緒にツッコん

 でんねん

 そんな必要ないやろ

 その間次のボケ考えとけ

 だから俺は次のターン強いねん」と

 言われた

 「おまえよりツッコミうまいやつ

 いっぱいおんねん

 俺はセンスがあるわけじゃなくて

 みんなより準備が早いだけやねん」

 

 わーわーいうタイプじゃない人は

 東京のほうが向いている

 ピース又吉さんもあのポジションにいて

 MCが最後振りたくなる

 

石田さんは漫才をどう作っている?

 石田さんは、ボケを量産するタイプじゃないので

 60,70点のボケをいかに

 100点に錯覚させるか

 考える間を与えない、

 ツッコミのフレーズも単純で

 よくなってくる

 

 ツッコミが長いセリフを

 言ったほうがウケる時代が

 きていて、井上さんにも

 やらせてみたがしっくり

 来なかった

 

 もともと井上さんがかっこつける

 漫才をしたがM-1にいけなくて

 2008年ごろ「レッドカーペット」が

 流行った

 そこで、お客さんが速いペースに

 慣れてきたので、さらにスピードアップして

 1つのボケに2回ツッコんだりして

 衝撃を与えるようにした

 

カベポスターをどう思う?

 ちゃんと裏切ってくれるから

 ちゃんと漫才をしている

 むきになる必要がない設定が多いので

 俯瞰で見ながら的確に突っ込んで

 立体的にできている

 驚きで上げていってる感じなので

 うそがなくていい

 

 カベポスターは後半ボケの

 クォリティを下げていってもいい

 

NSCの講師にはどうしてなった?

 岡村さんのラジオで

 M-1のことを話しているのを

 社長が聞いて電話がかかってきた

 交換条件として、大阪には

 笑い飯の哲夫さんを

 東京にはパンクブーブーの佐藤さんを

 入れてくださいと言った

 発想の笑い飯哲夫さん

 組み立てのパンクブーブー佐藤さん

 見せ方の石田さんという鉄壁の

 3本柱でいきたかったから

 

 1年上の人に聞いてもさっぱり

 わからんので、ベテランの

 アシスタントを入れることにしている

 東京では

 囲碁将棋文田さん

 イシバシハザマハザマさん

 元ゆったり感江凸崎さん

 

 大阪ではタナからイケダ

 ヒューマン中村さん

 

 講師の横にいてくれるが、みんな

 的確なダメ出しをする

 そしてみんながプレーヤーなので

 絶対否定しない

 実現の方向に向かってやってくれる

 

石田さんの思う面白い人

 自分と正反対の人

 お笑い能力値が高く、

 粗削りで危険な香りがする人には

「おまえらはそのままでいいから

 好きなことやれ」という

 そして石田さんと同じタイプの

 人には厳しく言う

 「おまえらはちゃんとこれを

 やれないとあかん」という

 

石田さんはどこに向かっている?

 めちゃくちゃ漫才を安くで

 見られる世界にしたい

 だんだん崇高なものになってきて

 いるのがイヤ

 もっと身近なものだと思う

 

 100年後200年後に

 お笑いの歴史のテレビを見たときに

 昭和はこのコンビのこのネタ

 平成はこのコンビのこのネタ

 というのに、選考に困るぐらい

 ネタを残したい

 

永見さんはセンス系に見えて

実は昭和系

そして中川家とやすよともこは

ニュアンス系

 

すゑひろがりず南條の

車買いたい

 やすよさんは車で寝泊まり

 バンライフにあこがれる