なんてことを考えながら、機内食前の飲物を飲んでいました。

今回、バンコク行きのエアラインに選んだのは、コレ ↓

SQtoBKK 関空発、シンガポール航空(以下、SQ)です。
SQは、好きなエアラインの一つで、ず~~~っと前にスペインに行ったときも、シンガポール乗換で利用しました。今ではどの航空会社でも標準装備のところが多いですが、エコノミーのシート一席毎にテレビモニターを付けるというサービスをかなり先んじて始めていたのがSQです。サービスがそこそこな割に料金が格安で、コストパフォーマンスがいい会社。今回も、バンコクまでなら直行便と同じだし、タイ航空より断然安かったので一も二もなくこちらに決めたんですが、乗ってみて大正解でした。狭いはずの国際線エコノミーなのに、シートピッチがすごく広いです。座席のナンバーがK=11列まであるのに、実際のシートの数は9。2席分広い換算。機内食のメニューの紙が豪華で、そこにあるお飲み物のリストの中に、標題のシンガポールスリングも書かれてあったのです。国際線に乗ったら酒を飲む、ってのは基本中の基本。いつもはワインなんですが、せっかくなのでシンガポールスリングを頼みました。
よくある機内用のプラスチックカップに、赤い色をしたカクテル。いや、さすが、シンガポール航空。やるなぁ~~~、なんて思いつつも、機内食の方はやはりしょせん機内食。普通の鶏肉メニューと日本食メニューが用意されていて、鶏がダメな私は日本食を選択。ごはんの上に乗った照り焼き風の牛肉が固かった。

で、実質飛行時間は5時間程度なので、離陸して、お酒飲んで、茶そば食べて、ビデオ2本見ていたら、着陸。前に行ったときより、近くなっているような気がしました。
ちなみに、2本見たビデオは『カリブの海賊3』と『オーシャンズ13』。どっちも映画館で観た奴。でも『オーシャンズ』の日本語吹替は、本当に!ひどかった。特にマット・ディモンの役の人、セリフ棒読みだったもんね・・・。ネームバリューのある声優さんを使え、とは言いませんが、もうちょっと、普通に演技のできる方にしてほしかった。

で、空港に到着して、一言も発さずに入国して、荷物を取って出たところの銀行で両替。3万円を日本円からタイバーツに。少し多めに換えたのですが、結局これが正解だった。
その後、エアポートエキスプレスバスという、日本で言うところのリムジンバス(タイで【リムジン】と言うと高級タクシーになるので要注意です)に乗ろうと空港1階のチケット売場に行ったのですが、ここで第一のアクシデントに遭います。
チケット売場のお姉さんに、「AE4のバスは何時に出ますか」とカタコト英語で聞いたら、「今日はない」と流ちょうな英語で答えられました。「え?」と日本語で言うと、「明日だ」とこれまた流ちょうな英語で。
え~~~~~!このルートのバスは、泊まる予定のホテルの真ん前に停車するはずなんだけど~~~!!それもあって、あのホテルに決めたんですけど~~~!!
でも、ないものはないので諦めて、そのすぐ横にある、タクシー乗り場にさっさと足を向け・・・・・・。
バンコクのタクシー料金は、以前はすべて交渉制だったんですが、近年メーターの着いたタクシーができたそうで、その必要がなくなりました。それだけでもありがたいんですが、空港から乗るタクシーは、ちゃんと受付を通す仕組みになっているので、あやしい運転手かどうか心配して気を揉まなくてもいいのです。その分、タクシー料金に50バーツの上乗せを払わなくてはならないのですが、これも、きちんと決まっていることなので、受付でお兄さんが最初に紙に書いて説明してくれました。もちろん、英語で・・・(^^;)
そこで、引き合わされた運転手さんの車に乗って、目的のホテルへ。
うんうん、ちゃんとメーターが35から始まっているな。動き出したらメーターもちょこっとずつ上がっていっているし、まぁ、大丈夫だろ。
なんて思っていると、最初の関門、高速道路の料金所が登場。
空港から市街地への高速道路の料金は、その都度利用者が払う、とガイドブックに書いてあったので、その通りお支払いして領収証をもらいます。まず25バーツ。
走っていって、だいぶ経つと、もう一つ、市街地内の高速道路に乗り入れます。こちらが・・・40くらいだったかな?
で、乗っていること30分を過ぎる頃、車は市街地のど真ん中の高架道路を突っ走り出すんですが、段々道が混んでくる。時刻は夕方の5時30分頃、元々渋滞で名高いバンコクの交通事情で、帰宅ラッシュの真っ只中に突っ込んでしまい、高速から普通の道路に降りたらタクシーが全然進まなくなった。
渋滞で動かなくても、メーター、上がるし。
降りて歩こうかとも思ったが、ホテルまでどのくらいの距離があるかわからないし。
う~~~ん、と思いつつ日本語で運転手に向かって、「動かないね~~~」と話しかけていると、なんとか走ってくれて無事にホテルへと着いた。
料金は、高速代と空港チャージを含めて、335バーツくらい。45分くらい乗っていて、日本円にして1200円程度だから、本当に、貨幣価値の違いと物価の違いに感謝です。

でも、このタクシー運転手のおじさん、私の泊まるホテル(マンダリン)、知らなかったんだよ・・・。バンコクのタクシー運転手なら誰もが知っている、が、謳い文句になっているホテルなのに、さ。(でも、空港のタクシー運転手はみんなホテルリストみたいなのを持っているようで、リストを見せて「ここか、ここか」と何度も確認してくれてました)

ああ、飛行機に乗って目的地について、ホテルに着くまででこんなに長くなった。
ツアーだったら、「現地ガイドの指示に従って、バスに乗ってホテルへ行った」で済むはずなのに。でも、こういうのが面白いんだから、しょうがないねぇ。