久しぶりに映画レビューです。

行ってきました、公開後最初のレディースデー『ハリポタ』!
ちょうど今、テレビの2作目、『秘密の部屋』を見ながらキーボードを打っていますが、見れば見るほど、「この頃のダニエル・ラドクリフは、ホンットーに!かわいかった!!」。
いやね、年々演技力もついてきてるし、まぁまぁカッコイイかな、とも思うんですが・・・当初ほど夢中になるような感じではないなぁ・・・と(^^;)
対して、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンの美しいこと。1作目からきれいな子だとは思っていましたが、成長するほどに魅力的になっていってます。

ハリポタは、図書館で借りて一応全作読んでいます。
最終巻も発売されたようで、日本でも来年はラストシーンが読めるらしいので楽しみにしています。もっとも、図書館で借りようと思っている私のところに来るのは、その半年後くらいでしょうが。
この手の長い話を映像化すると、かなり端折った形になるので、本当なら不満タラタラになるのが常なんですが、このシリーズはそういうのが全くなくて、今日も十分楽しんできました。

以下、毎回のごとく、ネタばれで・・・。

もうファンタジー色いっぱいの、素晴らしい映像でした!
夜景のロンドンをバックに、飛ぶ飛ぶ!飛行シーンのスピード感が最高です。ディズニーランドの【ピーターパン空の旅】を思い出しました。
魔法省の外部入口とか、魔法省の内部とか、すごくきれいに作られていて、現実の人間界(マグルの世界ですね)の中に紛れている、魔法世界の描写にワクワクします。
「これこそ、実写ファンタジーの醍醐味だ!」と思いました。
今日の映像を観て、『ハリポタ』はこの時代に映画化されてよかったなぁ、と、つくづく思います。『ネバーエンディング~』も素晴らしいファンタジー映画だったけど、今この時代に、CGを駆使して作られていたらもっと違った映像になっていたかもしれません。ジョージ・ルーカスが、『スター・ウォーズ』をCGを使って作り直した気持ち、すっごくよくわかる。CGというのは、夢の世界を映像化するのにはうってつけの技術だと思います。

今回特に面白いと思ったのは、予言者新聞の紙面を利用した場面転換。わかりやすいし、シーンとシーンを繋ぐのにうまく使われていました。
そして、やっぱり特筆すべきは、ベラ・・・ではなく、ドローレス・アンブリッジ役の女優さま。
実は、原作を読んだとき、ドローレスはさほど意識していませんでした。魔法省のスパイくらいの認識で、むしろベラの冷酷さやブラック家の前当主、シリウスの母上の方が印象が強かった記憶があります。しかし、今日のドローレスは・・・・・・ムチャクチャ恐かった・・・。
ニコッと笑っているけどやることは非情でものすごく残酷。邪魔になるものは切り捨てる、その切り捨て方が、人の心を傷つける。
ニコニコしている表情を見ながら、「この人、普通のおばさんみたいだけど、本当は恐い人なんだ」って思いました。
これ、すごいよ~~~、ものすごくお茶目なおばさまに見せておいて、その実残酷。一見、残酷っぽくない見かけで、ってのが、なんと言ってもすごい!
ベラはおそらく皆さん絶賛だと思うんですが、私はどっちかというと、もっと貴族意識丸出しの、美々しい様子で出してほしかったです。

ところで、今回原作ものであるにもかかわらず、絶賛している理由がもう一つあります。おそらくこれが一番大きなポイントだと思うのですが、映画化すると原作の詳細な描写が消滅してしまうことが多々あって、それは『ハリポタ』も例外ではないのですが、そのおかげで私が原作で一番嫌だと思っていた“成長するに連れて鼻につくハリーの苛立ち”みたいなものが、見事にすっ飛ばされていました(^^;)
本当は、大事な感情のシーンなんだろうけど、ね。

映画はまだまだ続きますので、できるだけ映画館に観に行きたいと思います。
(でも、これからどんどんマクゴナガル先生の出番は減っていくんだよね・・・、残念。)
あ、今日の予告で面白そうだから観てみたいと思った映画が2本、ありました。
この夏公開される『トランスフォーマー』と、来年公開予定の『ライラの冒険』。日本の玩具が発祥のハリウッド実写映画(総指揮、スピルバーグですよ!)と、少女が主人公の本格ファンタジー(ニコール・キッドマンが出る!!)、楽しみです!