久しぶりに実家に寄った。
母は店に月2回は施術に来てるので
会うのが久々ではない。
今８０代の母のところに行く事
やめた方がいいのかとも思った。
ちょっと怖いことも考えてしまう。。。
もしも？死んじゃったら？
行かなきゃ良かった と
あの時に会っておいて良かった と
あたしはどう思うだろう。
きっとどちらも思うだろう。
何かが起きるかは分からない。
特に何も起きないかもしれない。
「用事を済ませたら、実家に顔だしてみるかな」
という思い付きが湧いたのだ。
ただこっちを実行した。
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買って行ったお弁当とモナカを見て
「何か美味しいもの食べたいって
思ってたの〜」
「こおゆう時
やっぱり家族がいるっていいわね」
母はうっすら涙目になってた。
やっぱ心細い毎日を送ってるんだろうな。
毎日出勤前に実家に寄る兄のこと
実家でダラダラしてる時間を家族と過ごせ
嫁の家事の一つも手伝えばいいのにと
母もわたしも「あんな旦那は絶対に嫌だ」と
呆れていたのだが
こうなってみるととてもありがたい
その兄貴が「会社から持ってきた」と
母にマスクを２〜３枚ほどよこしたそうだ。
アンタ！会社の備品を持ってくるなんて！
そんなものは受け取れません！と
叱ったそうだけど
ほんとは嬉しかったとも言ってた。
子供が還暦過ぎてても
親には建前ってものがあるんだな。
その兄は母に叱られるような事を
しょっちゅうやらかす。
やらかすというより
意図的にやっているように見える。
きっと母から怒られるのが好きなんだと思う。
バカ兄貴だけど
マスクのことでは兄を見直した。
「由美も仕事、大変だろうな」と
つぶやいてたそうだ。
「ああ見えて気にしてるのかもよ」
という母の言葉に
「はぁ？ないでしょ！」と返した。
兄には子供の頃いじめられてた
思い出しかない。
お互いのラインも交換してない。
連絡取らないし
お兄ちゃんの勤め先も知らない。
お兄ちゃんはあたしのことなんか
どうとも思ってないと思ってたけど
じゃああたしはお兄ちゃんの事を
何か、、気にかけているのか？と言ったら
全く気にしてなくて、、、
自分の方がよほど冷たいことに気がついた
と言っても
仮にあたしが路頭に迷っても
兄は特に何もしないと思う。
「へ〜」と何なら
ひとの不幸を面白がるかも。
妹だから手を貸してやらなければ
家族なんだから助けてやらなければ
この発想がない。
兄はひとに嫌われようと
どう思われようが気にしていない。
変なプライドがない。
家族であっても、俺は俺。
バカ兄貴だけど、
その境界線の引き方だけはすごいと思う。
尊敬に近いほど、すごいと思っている。
仙台市泉区南光台
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福寿式波動整体師・カウンセラー／中野由美
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