その前後、時期がハッキリと思い出せないが
TVのドキュメンタリー番組で
この病気の患者さんを取材したもの二つを見ていた。
一つはアメリカの例
もう一つは日本の例
番組は主にこの病気になってしまった人達の
辛い生活のレポートが中心で
具体的な症状についての詳しい表現がなかったと思う。
「たいへんな病気があるんだなあ」と思ったくらいで
自分の症状に何の共通点も見い出すことができなかった。
ただ、すごく印象に残っていて、妙に気になっていた。

不定愁訴のような症状は
軽い日もあれば、重い日もあったりを繰り返しながら
徐々に一つ一つが重くなっていった。

例えば、
アレルギー性鼻炎は花粉の季節でないときにもあるようになり
時折血も混じるようになった。

目の奥の痛みを伴う頭痛の頻度が増え
2か月に一度くらいだったのが、数週間に一度へ。
また、下痢や嘔吐もともなうようになった。

嗅覚の方も
合成洗剤に含まれる香料がとても不快に思うようになり
自然に石鹸を使うようになった。
化粧品の香料も不快で、無香料を選ぶようになり
人の香水の香りが悪臭と感じるようになっていった。

めまいや立ちくらみ、といった症状も現れはじめた。

他にもいろいろとあるが
そういった症状は、
最近ますます疲れやすくなったなあ
年をとるのは嫌だなあ
それとも神経質になってきたのかなあ
とかなり重くなるまで笑って話せるようなものでもあった。
病気は静かにゆっくりと進行していた。

続く。。。。。