今思うと、発症するまでに予兆がたくさんあった。
身体がいろいろなシグナルを送ってくれていた。
でも、どれも不定愁訴や自律神経失調症といったようなもの。
40才を目前にして、老いを感じるようなものだった。
何かに短期間に大量に暴露した場合、一気に過敏症へと進む人もいるけれど
私の場合は、何年もかかってじんわりとやってきた。
たぶん、発症の五年くらい前から始まっていた。

疲れやすくなって、常に身体がだるい
胃腸の調子が良くないことが続く
ときおり舌が腫れる
疲れ目
目の奥の痛みを伴うはげしい頭痛
アレルギーはなかったのに時々蕁麻疹がでるようになった
アレルギー性鼻炎になった
いろいろな臭いに敏感になった
不眠が続くことがあった
悪夢をよく見るようになった
乗り物酔いをするようになった
疲れると首のリンパ腺が腫れる
体中の筋肉が痛む・・・・など

そんな一連の症状に不安を感じはじめていた頃
ちょうど自治体がおこなっている
40歳の半日人間ドッグの案内が届き、検査を受けた。
もう完璧なくらい健康体だった。
低かったはずの血圧も正常値で
胃には潰瘍の痕跡も亡く
禁煙して10年が経ち肺も綺麗だし
血液検査も少々低血糖気味くらいで男性並みだと誉めていただく程だった。

でも、これが良くなかった。
すべての症状がただの疲れと加齢のせいだと思い込む結果になった。

続く。。。。。。