これまで、同期会や同窓会の幹事を
何度かさせていただいてきたのですが
大概、どこのお店で食事するとか
何処へ観光に行くとか
予算を決めてスケジュールを立て
計画するという企画を実行してきました
幹事役としては
当たり前と言えば当たり前なのですが
今回は、
集合場所の設定と、夜の宴会のお店だけを予約して
それ以外は一切ノープランというプランで
同窓会を開催しました
大学時代のクラブの同窓会なのですが
北は長野県・静岡県・愛知県・奈良県
西は、大分県・佐賀県・岡山県という遠方から
交通費・宿泊費自腹で集まってきてくれます。
JR京都駅前京都タワービル入り口に
11時半集合。
それだけです
当日集合時間より1時間早く現地について
私はその界隈のお店を偵察して回りました
とにかく駅前の近くの個室のある昼から営業している料理屋
というのが選定のポイントですが
集まった仲間の意見を集約し即決で決めて
じゃ、あのお店…
ということで
お部屋取っていただけました、16名分
お料理もメニューをみてその場で決定
各々が近況報告を
時間をかけてたっぷりとしゃべっていただきましたが、
その間も、何度も電話が入って来ます
『いま、着いた』
『何処?』
『目の前に何が見える?』
『分かった、迎えに行くからそこにいて』
こうして、佐賀県から岡山県から合流~
11時30分の集合時間
その時間にどうしても来れない人と
合流するために、
駅前のお店でなければならない事情が
実はあったのです
携帯電話って便利ですよね、こういう時
遅れて来た二人と合流
実は夜の部からしか参加できない
って言ってた人達が
少しでも早くみんなに会いたいってことで
京都に着いた時間次第で合流しやすいように
という思惑です
一通りお腹も膨れたところで
さてその次は
更に駅前のカラオケハウス
「行き当たりばったり」とは言わない
「臨機応変」と言います
盛り上がってきたところに、
またまた電話
『今、京都駅着きました』
『じゃ、横断歩道渡って、振り返って
”ジャンカラ”って、看板見えますか?』
もう一人が大分県から合流~
こうして
増殖するプランクトンのように
人数を増やしながら
同窓会に集合したメンバーは
次の夜の部のお店へ
今度はタクシーで移動
タイムマシンに乗って時間をさかのぼったような
学生時代のクラブの部室のシーンが
一瞬のうちによみがえるものなんですね
青春のノスタルジー
誰かが言ってました
『授業・講義で学んだことよりも
クラブの部室で学んだことの方が
遥かに大きな青春時代の宝物でした』
講義で学んだ知識は忘れましたが
クラブで学んだ知恵は
その後の人生の礎です
懐かしい話もいっぱい出てきたけど
知らなかった話もたくさんあって
『え~っ?! そうなん?』
『うっそぉ~、ほんまに~?!』
なんて会話がいっぱい飛び交い
何十年ぶりという当時の空気と時間が
あっという間によみがえりました
極めつけのノープランは
会費(参加費です)
夜の宴会の飲食代金は割り勘にせず
カンパ方式(志をいただく)ということにしました
さてどうなるか…
集まった金額が
参加者の満足度のバロメーターです
集まり過ぎました!
飲食代金をはるかに上回る金額
余ったお金は
『じゃあ、遠方から来ていただいた人の旅費の足しにしてもらおう』
と、いう提案に
全員賛成なのに
当の、その遠方からの参加者さん達が
頑として、お金を受け取ってくれない…
『それは受け取れませんよ~』
お金を持ったまま
私はウロウロ…
結局、「次回の開催まで預けておく」という意見に
従って、私が預かって帰ってきてしまいました
つ、つまり、
また、同窓会、やらなあかんちゅう事やん
何年後の話?




