助勤神社の氏子エリアにある法人企業様ですが
その会社のビルの屋上に
稲荷大神をお祀りする祠を設けておられます
毎月ビルの屋上のその稲荷社へ出向き
”稲荷祭”をご斎行申し上げております
今日8月1日は
毎月1日にご斎行しております
恒例の”月次祭(つきなみさい)”も御奉仕して
その外祭(出張して行う祭祀の事)に出かけました
祭祀を終えて
いつものようにひとしきり社長様と
応接室で、経営のお話や
人事管理のお話等をして、
神社に戻りますと
11時に御祈祷の予約が入っておりました
電話を受けた人の曰く
「先日参拝に行った際に
すごく親切にして頂いたので
是非ご祈祷をお願いしたい」とのこと…
心当たりがあります
そのご老人と
いろんなお話をさせていただいたことを
覚えております
お約束の時間を待っておりますと
やはり間違いありません
娘さん、息子さんと思しき方々に連れられて
やってこられました~
願意を一応承らねばと思いお尋ねしますと
「特にこれと言ってないけど…」とのこと
”家内安全・諸願成就”ということで
御祈祷申込書に住所氏名をご記入いただき
御本殿でお待ちいただいている間に
大急ぎでその内容に沿った祝詞を整えて
ご健康でつつがなく過ごさせていただけますようにとの思いも込めて
御祈祷させていただきました
御祈祷終わりましてから
またひとしきりいろんなお話を承り
ご満足いただけたようで
娘様息子様もニコニコと笑顔で帰って行かれるのを
お見送りさせていただきました
格別・特別なことをしているわけではないのですが
実は好きな言葉があります
≪口は一つしかないのに
耳は二つあるのはなぜか
それは自分が口で話すことの倍
人の話を聞くためだ≫
出来るだけ相手のお話を引き出して
一生懸命お聞きさせていただく
そう心掛けております
そうすると
今回のように
何って特別なことではないのに
”すごく親切にして頂いて…”
というお気持ちで返してきていただける
嬉しいです
≪人の話を聞く≫
今後も常に忘れず心がけていきたいことの一つです
さて今日は
もう一つお話があります
この助勤神社のお勤めを早めに切り上げて
今度は自分が宮司を勤めさせていただいております
神社に向かいました
普段は無人(私が常駐しているわけではないので)ですが
御祈祷のご予約や御用事の折には
お電話もしくはメールでご連絡いただけるように
パンフレットを社頭において
神社のホームページにもお知らせさせていただいております
そのご案内をみて
お神札(おふだ)が欲しいとのご連絡を承ったのです
伊勢神宮と水無瀬神宮と
もう一社、とある神社のお神札をお祀りされているそうですが
お住まいのご住所では
氏神様としては当社ですので・…との由
ご用事は、ご神札の頒布だけなのですが
境内をご案内させていただき
境内からの眺め
剪定伐採した境内の樹木のお話等
折角お越しいただいたのですからと思って
いろんなお話をしておりますと
「あの~、境内のお掃除を
ご奉仕させていただいてもよろしいでしょうか~」
時折、ご自宅から竹箒・塵取りを持参して
ボランティアでお掃除のお手伝いをしてくださるとのお申し出
なんと、嬉しい、有り難いお申し出
私が常駐できていないことをお話させていただいて
ふっと、思いついてのお申し出なのでしょうが
お掃除が行き届いていないことの恥ずかしさは当然なのですが
それ以上にかたじけなくて…
人とのコミュニケーションを図ることの大切さを
改めてこころすると共に
こういう氏子・崇敬者様の為にも
なお一層気を引き締めて
神明奉仕に勤めさせていただかなければ、と
気持ちも新たにさせていただいた1日でした