大きなお年玉 | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に


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これは、神社の本殿の前につるしてある鈴です。

初詣に行かれた時に、

参拝する前に紐を持って

ガランガランと鳴らされましたよね~


で、紐を振ってる時に

突然、鈴を結んである紐が切れて

鈴が落ちてきたらびっくりしますか?


びっくりしますよね~

しかも、元旦から…


実は、実際に、

起こりました!


元旦に神社で

参拝に来られた氏子さんと立ち話をしておりましたら

何か大きな音がしたので、

誰かが元気よく鈴を鳴らしてるのかな~

なんて思っておりましたら、

ご参拝のご婦人が、

手に鈴を持って、

「あの~・・・」って言いながら

近づいて来られるじゃないですか!?


「えっ??」

一瞬、目が点になりました~


ま、早い話が、お子さんが鈴紐を振ってたら

紐が切れて、

鈴が落ちたということです。


紐が劣化して擦り切れたんです。


4~5歳くらいのお子さんですが

「えらいことしてしもた…」って言うような顔で

柱の陰に隠れて、怯えた顔…


びっくりしたのはむしろ私です。

鈴紐が切れて落ちたことなんかどうでもいいのです

そんなことよりも

鈴が頭にでも当たってお怪我されなかったか、

むしろ、そっちの方が大変なことです。


幸い、人のいないところに落ちたようで

誰もお怪我もなくホッとしました。


お子さんに「大丈夫だった?怪我しなかった?」

って、聞くのが精いっぱいで、

次に、さて、どうしようって思う間もなく

おしゃべりしてました氏子さんが、

鈴に残ってる切れた紐を見て

「あ、それくらいの太さの紐、

丁度、家にあるで、持って来るわ」て、

急いでご自宅に戻られ、

すぐにロープと鋏を持ってきてくださいました。


「すいません、ちょっと待っててくださいね」って

参拝の方々に、お待ちいただいて、

見守られながら、

神社の梯子を持ってきまして

本殿の前に梯子立てて

鈴を付け直しました。


ま、事なきを得て無事に一件落着です。

が、大反省です。


勿論、紐が切れるということもありうるわけですから

定期的に点検して

切れる前に紐を交換しておくべきだったのですが

もっと大きな反省があります。


たまたま振った紐が切れただけのお子さんです。

柱の陰に隠れてほんとに申し訳なさそうな顔をしてました

お母さんにも理不尽にしかられたかもしれません。


けど、このお子さんは何も悪くないのです。

「怪我なくてよかった・・・」なんて、

なんでそんな声しかかけられなかったんだろうって

めちゃくちゃ後悔しました。


もっと気の利いた声を

なんで掛けられなかったんだろうって


「お正月から、大きなお年玉だね~

これは、君へのお年玉だよ」

って、撤饌のお菓子や飴玉でもあげればよかった

その子のおかげで、

他の人が怪我をしなくて済んだのかもしれないのですから


私は、まだまだ修行が足りません…

元旦から、もっと勉強しろって神様にお教えいただくような

そんな出来事でした。