1月15日は小正月といい
小豆粥(あずきかゆ)を食べるのが
習慣でした。
土佐日記や徒然草にもその記述が出てきます
小豆のように赤い色の食べ物は邪気を払うと
されていましたので
おめでたい日などには
赤飯にしました。
さて、この小豆ですが
すりつぶして羊羹(ようかん)の原料に
したり、まんじゅうのあんこにもしますが
実は意外な使われ方をしていました。
江戸時代の百科事典
「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」や
「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)」・
「都風俗化粧伝(みやこふうぞくけしょうでん」に
こんなような記述があります。
「粉にして、袋に入れ、ご婦人が顔を洗えば
脂垢をよく取り、効果抜群」
(現代語訳)
「志也保牟」
なんと読むかお分かりですか?
「しやぼむ」→「しゃぼん」→「石鹸」
のことです。
つまり、江戸時代は
小豆の粉を石鹸として使っていたのですね
しかも女性の洗顔石鹸として!
合成着色料も合成保存料も
化学物質を何も使っていない
まったくの天然素材100%です。
お肌にやさしそうですね~
試してみますか?