ある決断を迫られて、悩んだ挙句
他人の判断にゆだねてしまう人がいます。
いわゆる決断力の鈍い人です。
レストランに入って、メニューを見て、
何を食べようか、何を注文しようか、
なかなか決められずに、結局
同伴者の注文に
「あ、じゃあ、私もそれ・・・・」
と同じ物を注文してしまう。
レストランの食事くらいならまだ、
それでも許されるかもしれません。
しかし、それが、就職先、仕事の選択、
人生の節目の決断ならどうでしょう。
そんなときでも他人は喜んであなたのために
アドバイスをしてくれると思います。
結果的に、あるいは客観的に見て、
他人のそのアドバイスのほうが正しい
というケースもあるかもしれません。
しかし、他人はアドバイスはしてくれても、
その選択の結果の責任は負ってはくれません。
自分の決断に対する全責任は
自分ひとりで負わねばならないのです。
最終的に決断を下すのは自分自身です。
後になって嘆いてみても始まりません。
確かに経験豊富な先輩や親の意見を
判断材料として聞くことは必要なことです。
しかし他人の判断を
そのまま自分の決断にしてはならないのです。
大切なことは、自分で納得して決断することです。
決して他人任せにしてはなりません。
他人の意見を参考にするのと
他人の意見に惑わされるのとは違います。
一度きりの自分の人生に悔いを残さないために、
他人がどう言おうとも、
最終的に責任をとるのは自分自身なのだと考えて、
自分を信じて決断を下しましょう。
他人を頼らず、
信念をもって自分の信じる道を突き進めば
きっと悔いのない人生を送れると思います。
大事の義は、人に談合せず、一心に究めたるがよし
≪伊達政宗≫