不採用通知 | ミックスココアのひとりごと

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気ままに思いついたことを折々に

Uターンとか、Iターンとかって言葉はもう死語になったのでしょうか、

これだけ潜在的な転職希望も含めて就職希望者が多いと、

希望通りの就職はますます困難な状況ですね。

心なしか、新聞の特集記事も就職活動に関することが

しょっちゅう掲載されてるような気がします。


ところで、新聞のコラムに、「採否と人間の価値は別」って記事が載ってました。

自分のことをかけがえのない存在と思ったままで、就職活動を始めたら、

不採用通知を受け取ったときに、「かけがえのない自分」を否定されたと思って

つらい経験をすることになるって、そんな内容です。


どんな有名大学でどんな優秀な成績の学生でも、応募した企業が必ず

採用してくれるとは限りません。だからといっていちいち落ち込んでたのでは

就活は続けられません。転職も同じです、どんな輝かしい経歴の持ち主でも

転職が意のままになるわけではありません。


ビジネスでは、先方からの断りは当たり前のことなんです。

営業マンは何十回・何百回と断られても、次の契約を目指します。

落ち込んでる暇はないのです。


このことは何も就職活動に限ったことではありません。

今いる職場で、理不尽に仕事のことで叱責を受けたり、

ダメだしされたり、不当な評価を受けていると感じてる方が

おられるかもしれません。だからといって、じゃあ辞めるなんて

言ってたら、何回転職しなければならなくなるか分かりません。


仕事でつらいことがあっても頑張れるのは、自分を特別視しないからです。

仕事上での自分の価値と、「かけがえのない人間」としての価値は

まったく別物なのです。

恋人にとってあなたはかけがえのない存在です。

家族にとってあなたはかけがえのない存在です。

子供にとって、あなたは代わりの効かないたった一人の父親・母親です。


不採用通知は、人間としての価値まで否定したものではありません。


時々、茶髪で、奇抜な服装で、派手なネイルアートで、

面接を受けに来られる方がおられます。

アイドルのオーデションじゃないですから、

恋人募集のお見合いじゃないですから。

茶髪や最新ファッションがいかに自分を表現するために重要でも

会社には必要ないのです。

個性を発揮することは大事なことですが、その「個性」も

企業が社会が受け付けてくれなければビジネスマンとしては無価値です。


私がポニーテールが好きなことと何の関係もないことです。


ちなみに、残念ながらご縁がなくて、不採用通知を出すときに、

単に不採用の連絡だけではなく、必ず一言二言、

応援のメッセージを添えて、その方への個人的なアドバイスも添えて

ご連絡するようにしています。