母が在宅看護なる。

今日、病院側から今後の説明を受けた。

入院している病院は急性期病院なので、今の母の状態なら退院して在宅看護と言う流れは、家族の誰もが「やっぱりそう来たか」と思ってしまう。

入院して3週間。抗がん剤投与は1回しか出来なかった。

「今週が山場」と言われた時、家族は短期決戦と覚悟を決めていた。地域包括支援センターに依頼していた介護保険申請の手続きも、この時に断ってしまった。

正直な話し母には申し訳ないが、長期戦になるとは思っていなかった。それ位に当時の状態は危なかった。

しかし母は家族の予想を覆し(この辺りは母らしい)そこから見事に復活した。今日も小さく砕いた歌舞伎揚げを、ポリポリと美味しそうに食べている。治療は出来ないという状況には変わりないのだが。

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来週から、弟が改めて介護保険申請の手続きに動く。私は看護師さんから、在宅看護に向けて体位の変え方やオムツ替えの方法を習う。

訪問医は母の強い希望で、我が家のかかりつけ医(今の病院に紹介状を書いてくれた病院)にお願いしたい旨を、病院に伝える。すると病院からかかりつけ医に連絡を取ってくれると言う。

母は大喜びだ。退院に向けてリハビリを頑張ると言い出した(現状は寝たきりで、リハビリが出来る状態ではない)

母が家に帰ってくる。嬉しくない筈がない。しかし喜びよりも不安が勝る。ちゃんとお世話が出来るのか。家族不在の時に急変したら、どうするのか。考えるとキリがない。

叔父には「先の事は考えるな」と言われた。今出来る事を頑張るしかない。

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普段仕事をされている方々は、どの様に看護と仕事を両立させているのだろう。長期有休を取っているのだろうか。

私の会社は、今非常に業績が悪い。ここで立て続けに有休を取ると「看護に専念して」と言う都合の良い理由を付けて、クビを切られる可能性が非常に高い。

もしも看護が理由で会社と揉めたら、その時は潔く退職しよう。今の仕事に未練はない。

覚悟を決めた。