今日のお昼に母の顔を見に行くと、またもや病室の前でのび太(主治医)にバッタリ。どうしてこうも私は、主治医遭遇率が高いのだ。
ここで主治医から衝撃的な発言が…
今になって抗がん剤が効いてきました
はぁ?
2人部屋の観察室にいた時は血小板が著しく減少し、いつ脳梗塞や多臓器不全を起こしてもおかしくない状態だったが、現在の血小板は万の値まで増加している。
昨日から食欲旺盛になったのも、抗がん剤が効いてきたからと言うのが主治医の見解。
これぞ人間の神秘。1週間前に主治医から言い渡された「余命1週間」なんて、結局は当てにならない。
しかし相変わらずがんの勢いは強く、更に体力面等を考慮すると、やはり2回目の抗がん剤投与はないとの事。
抗がん剤が効いてきたなんて本来なら喜ばしい事なのだが、今後の事を考えるとやっぱり不安だし複雑。
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昨日母から「素麺が食べたい」とのリクエストがあったので、お昼に素麺(喉に詰まらない様、柔らかく茹でて、短く切った)を持って来た。
美味しいね
それは良かった。しかし素麺が喉に貼り付き、ちょっと苦しそう。急いで看護師さんを呼ぶ。水を飲ませたら、詰まりが取れた様で安心した。
夕方のデザートは、梨とお煎餅ご所望。お煎餅は、父が先日叔母から頂いた話を母にしたからだろう。
父が「柿ピーなら大丈夫かな」と恐ろしい事を言い出したので、喉に詰まらせて危険だから、そのままはやめておけと注意する(結果、細かく砕いた)
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帰り際、主治医に「素麺を喉に詰まらせそうになった」話をすると、
今は食べたいものを、食べさせてあげてください
喉を詰まらせたら、吸引器もありますし
そういう問題か、えらく簡単に言うんだな。