昨夜
お義母さんとお義姉さんとで
恒例の映画部しました。
実写版の
ケネス・ブラナー監督の
シンデレラ
です。
映画オタクなので作品について色々と並べたい所だけど
学ぶ点がいくつかありました。
シンデレラ
とは
灰かぶりエラ
のことです。
シンデレラの本当の名前は
エラ
なんですが
意地悪な継母&義姉妹がエラをこき使う中
灰まみれになっている彼女に命名した訳です。
それを忌み嫌うというより
それを受け入れるエラって
どういう神経?
それは理解できないとして
どんな劣悪な環境に追いやられても
ただ泣いて毎日を過ごすより
屋根裏に共に住むネズミと歓談して
自分の心というかモチベーションを維持するスキルがある訳です。
一見すると現実逃避だけど
壊れないように自分をしっかりと守るんです。
これは
厳しい現代にも大事なことです。
そして
あまりの意地悪に耐え切れず
馬にまたがって
近くの森へ逃避し
そこで王子様に会うのですが
意地悪がなければ
近くの森へ行ったりもしなかったので
苦境と幸運が結びついたきっかけとも言えます。
魔法を使うっていうのは
現実の話では難しいのですが
ガラスの靴の持ち主を捜している時に
継母は家には義姉妹以外に娘はおりませんと
意地悪を通す訳です。
そんな時に
窓を開け放って歌い
美しい歌声に使いの者が気づき
王子様と結ばれるという結末なのですが
わずかなチャンスをことごとく掴んで飛躍したシンデレラなのでした。
義姉妹はあちゃーって感じですが
継母は頭もいいし
見た目も悪くない。
それでも
家族として受け入れた優しいエラに感謝し
共に暮らすということができなかった。
その原因のひとつとして
シンデレラのお父さんにありました。
再婚するなら
亡くなった前妻のことをしっかりと過去として切り分け
娘のエラにもそのことについては
しっかりと教育する必要があったと思います。
ただでさえエラはお母さんにそっくりだった訳ですから
新しく迎える家族を安心させる必要があったと思います。
とはいえ
継母は賭博癖の為
借金が沢山あって
浪費癖もあったようなので
寂しいだけで再婚を考えるのは間違っているし
父ちゃんちゃんとしようよと思うのでした。
継母は最後に
あなたは恵まれた家庭で育ち
若くて美しく優しいから腹がたつというようなことを言っていましたが
気持ちは分からなくもないけれど
継母だって才能や頭の良さがあるのだから
意地悪に徹しなければ
王子様と結ばれるシンデレラの優しさに助けられたかもしれないと思うと
残念でならないのでした。
嫉妬からくる意地悪というものほど
つまらないものはありません。
世の中にはびこっていますが
そんなことをしている人には
もっと大事なことは他にあると気づいてもらいたい。
そして
辛い状況でも
前を向いて生きていたいものだと思わされたのでした。