実は…
初めての舞台に挑戦しました
ずっとずっとモデルをやってきて
去年初めて映画に出ることになり…
全く演技の経験の無かった私が大役を頂いて
苦しくて苦しくて苦しくて
悩んで迷って…
完成したとき、一番悔しかったのは
カメラワークや編集の力で下手なのがうまくごまかされて見えていたことです
なんかそれなりにできてるように見えていて…
とてもいい作品になっていて嬉しかった反面悔しかった!

…だから舞台に挑戦したい!と思いました
これから女優を続けるなら
ごまかしの効かない舞台に絶対挑戦したいと思いました
ごまかしの無い女優になりたいと思いました

…苦しかったです
毎日毎日演出家に否定され続けて
演技をすることが怖くなって
どんどん身動きできなくなって

初めて脚本を読んだ時
泣いたんです
本当にいい話で
笑えて泣けてメッセージもあって
泣いたんです
…それが私が演じると
笑えない泣けないメッセージも伝わらない
それが悔しくて

生の人間が演じるのだから活字には勝ちたかった

昨日最後の舞台
もう二度とこの台詞を言えないと思ったら
大切に大切にできました

観られるのが怖かったのが
観て欲しい
聞いて欲しいと思えました

とにかく楽しかったんです
無我夢中で楽しかったんです

初日は怖くて見て見ぬふりをしていた客席が
昨日は観て欲しい感じて欲しいと思えたから
私も客席からのパワーを感じて舞台にいられました
ああしなくちゃこうしなくちゃから脱皮して
とにかく無心でそこに居られて感じられたんです
その役で居られる時間を愛しいと思えたから

初めて演出家に誉められました☆

言葉にできない想いでした

ただただほっとしたし
嬉しかった

そして淋しかった

終わったんです
戦いが
終わりました

苦しかった日々が愛しいです
私も苦しかったけど
きっときっと演出家も苦しかったはずで

役者と演出家が戦っていたように見えて
本当は役者と演出家が一緒になってその芝居と戦っていたんです
だから役者と演出家は敵ではなくて戦友なんです

もちろんまだまだめちゃめちゃ下手で、
満足しちゃった訳ではなくて
でも最後まで諦めないで自分を信じ続けられたから☆

明日からの別の戦いに向けて
前進するしかないんです!

心残りが一つ
余りにも自信無さすぎて
今回舞台があることを話せなかった大切な人達がいるんです
観てもらうのが怖くて…
本当に悔しいです
下手でもなんでも観て欲しかった
二度と同じものは無いから
今の私のありのままを観て欲しかった!
自分の弱い心が悔しいです!

もう二度と同じ過ちはしません!
次に舞台に立てる時は一人でも多くの人に観てもらえるように
自分をさらけだせるように
強くなります!
沢山の感謝を込めて☆