小石川後楽園へ行ったとき迷い込んだ?場所のお話。

 

花菖蒲を堪能したあと

「赤門」「東門」という矢印を見て、進んで行きました。

梅の季節に来た時は東門から入ったので

今回は逆コースです。

二回目といっても方向音痴なので(忘れっぽいし)

前回来た時の記憶は定かではありません。

 

赤門と思しき木造の門を潜り、ふと左側を見たら

行き止まりの手前に小さな狐さんが見えました。

 

??

 

しかもその正面にお社らしきものが。

 

 

……????

 

何だろう、どうしてここに?

不思議だったので進んで行くと

いきなりゴーっという音と共に周りの木々が揺れました。

強い風が吹いてきたのです。

しかし、その風は一瞬で止み、また静まり返りました。

神社に伺うと風に吹かれることがありますが

こんなに強い風は久しぶりです。

 

鳥居もない、灯篭も片側だけという不可解な場所です。

 

 

 

 

 

お社の戸は固く閉ざされていましたが

前に進んでから手を合わせ

「写させて下さいね」と声をかけました。

 

 

 

 

春錦稲荷大明神という扁額。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狐さんたちは、すごーく怖い顔をしていますが

何となく幼い子狐のような雰囲気。

 

腑に落ちないまま、でも何故か立ち去りがたく…

 

 

 

 

もう一度狐さんを撮ってみたり

 

 

 

 

 

 

今潜って来た赤門を写してみたり。

 

 

お社の前に少しだけ日が射していました。

 

狐さんたち寂しそうだな。

 

また来るねバイバイ

 

 

後で調べてみたら、なんと!

昨日アップした記念碑にも関係がありました。

 

春錦稲荷大明神は水戸徳川家で祀っていて

砲兵工廠の中にお社があったそうな。

それが小倉に移転するとき、一緒に移ったのだそうです。

 

なので、ここにはもう神様はいらっしゃらない。

それで鳥居がないのです。

でも跡にはお社と狐さんが!

 

それは寂しいですよね。

 

では狐さんに気が付いたとき吹いた風は何だったのか。

もしかしたら狐さんに呼ばれたか?

 

何も分かりませんが

この場所は、何故か懐かしい落ち着いた雰囲気を醸しています。